電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

181021

タイトル(和文)

アークホーンフラッシオーバ時のインピーダンス

タイトル(英文)

FLASHOVER IMPEDANCE OF ARCING HORN

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本報告は,変電所への進入雷サージをディジタル計算する際に問題となるアークホーンのフラッシオーバ時のインピーダンスについて,放電機構面から検討し,計算に適用できる等価回路を提案したものである。主な結果は次の通りである。1.あらゆる雷過電圧に対するフラッシオーバ時のインピーダンスを,単純な回路素子によって正確に模擬することは困難である。2.アークホーンの絶縁破壊過程を(1)リーダ進展相,(2)ファイナルジャンプ相,(3)アーク相に分類し,前2相はインダクタンスで,(3)相では抵抗によって模擬する近似法を提案した。3.500kv級およびUHV級のアークホーンのインピーダンスの試算例を示し,今後の課題をとりまとめた。

概要 (英文)

IMPEDANCE OF THE ARCING HORN GIVES THE GREATINFLUENCES ON THE MAGNITUDE AND THE WAVE SHAPE OF THE LIGHTNING SURGESCOMING INTO THE SUBSTATION FROM THE NEAR TOWER STRIKED BY THE LIGHTNING.THIS STUDY REPORTS THE INVESTIGATION ON THE TIME VARIANCE OF THE IMPEDANCE OF THE ARCING HORN FROM THE STAND OF VIEW OF THE DISCHARGE PHENOMENA. THE MAIN CONCLUSIONS ARE AS FOLLOWS: 1.IT IS DIFFICULT TO SIMULATEACCURATELY THE TIME VARIANT IMPEDANCE OF ARCING HORN BY A SIMPLE CIRCUIT ELEMENT FOR EVERY LIGHTNING OVERVOLTAGE. 2.AN APPROXIMATE SIMULATIONIS PROPOSED,CORRESPENDING TO THE THREE DISCHARGE PHASES:THE LEADER PHASE,THE FINAL JUMP PHASE AND THE ARC PHASE. 3.EXAMPLES OF THE CALCULATION ARE SHOWN FOR 500KV AND UHV ARCING HORN.PROBLEMS TO BE SOLVED ARE SUMMARIZED.

報告書年度

1981

発行年月

1981/11/01

報告者

担当氏名所属

鈴木 俊男

電力技術研究所系統絶縁部放電研究室

キーワード

和文英文
雷サージ LIGHTNING SURGE
フラッシオーバ FLASHOVER
インピーダンス IMPEDANCE
リーダ LEADER
等価回路 EQUIVALENT CIRCUIT
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