電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

181023

タイトル(和文)

UHV級送電線における二次アークの自然消弧特性

タイトル(英文)

AUTO-EXTINCTION CHARACTERISTICS OF SECONDARY-ARC ON UHV TRANSMISSION LINE

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

UHV級送電線(1,100kV2回線非撚架)の二次アーク消弧について,実験とシミュレータによる解析をおこない,考察を加えて以下の結果を得た。1)シャントリアクトルを設置しない場合亘長200kmの送電線で一次アーク20kA,0.1sec,風速2m/secの条件では1線地絡開放,2線地絡開放または2回線にまたがる3線地絡3線開放を2sec以内に高速度再閉路することは,二次アークの面から無理であることがわかった。同一回線内地絡の3線開放では高速度再閉路は充分に可能である。2)シャントリアクトルを設置した場合1)中性点接地リアクトル:リアクトルの有る場合の消弧後の再起電圧はビート状になるから,消弧時間を計算によって求める場合には,回復電圧としてどの時点での値を探るかが問題になる。そこで試みに消弧後の再起電圧第1波目の実効値をサージシミュレータによって求め,これを回復電圧とみなして計算

概要 (英文)

THE AUTO-EXTINCTION CHARACTERISTICS OF SECONDARY-ARC RELATED TO AN EARTH FAULT WERE OBTAINED IN ORDER TO DISCUSS THE FEASIBILITY OF RECLOSING FOR UHV TRANSMISSION LINE(1,100 KV, 200 KM UNTRANSPOSED DOUBLE CIRCUIT). THE MAIN RESULTS ARE AS FOLLOWS. 1)WITHOUTSHUNT REACTOR ON THE CONDITION OF SINGLE-OR DOUBLE-PHASE RECLOSING,NO SECONDARY-ARC WAS EXTINGUISHED WITHIN 2 SECONDS EVEN AT WIND VELOCITY OF 2 M/SEC. ON THE CONTRARY,FOR THREE-PHASE RECLOSING,THE EXTINCTION-TIME WAS LESS THAN 0.5 SECOND EVEN IN CALM ATMOSPHERE. 2)WITH SHUNT REACTOR TAKING INTO ACCOUNT OF THE RESULTS FROM TRANSIENT NETWORK ANALYZER,NOSECONDARY-ARC SEEMED TO BE PUT OUT WITHIN 2 SECONDS EVEN AT WIND VELOCITY OF 2 M/SEC FOR SINGLE-OR DOUBLE-PHASE RECLOSING OF A LINE WITH 3-LEGGED REACTOR. FOR A LINE WITH 4-LEGGED REACTOR,A SHORT EXTINCTION TIME MIGHT BE EXPECTED BY MEANS OF SELECTION OF SUITABLE REACTOR VALUE.

報告書年度

1981

発行年月

1982/01/01

報告者

担当氏名所属

半田 栄

電力技術研究所系統絶縁部電力遮断研究室

松田 昭治

武山センター試験研究部試験課

キーワード

和文英文
UHV ULTRA HIGH VOLTAGE
二次アーク SECONDARY-ARC
自然消弧 RECLOSING
再閉路 AUTO-EXTINCTION
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry