電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

181036

タイトル(和文)

コロナ放電ギャップ中の微粒子の挙動-レーザドップラー速度計による実験的検討-

タイトル(英文)

BEHAVIOR OF FINE PARTICLES UNDER CORONA DISCHARGE -EXPERIMENTAL STUDY BY LASER DOPPLER VELOCIMETER-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

コロナ放電ギャップ中の微粒子の挙動を,レーザドップラー速度計で観測し,次の結果を得た。1約0.1μm以上のサブミクロン粒子の速度を精度良く測定するには,レーザドップラー速度計は有力である。2コロナ放電中のサブミクロン粒子の運動に対して,電荷付着による電気的移動の効果は小さく,イオン風が支配的要因であると推定される。3レーザドップラー速度計を実際の電気集塵器へ適用することは,原理的には可能であるが,測定窓の設置・保守や測定・解析システムの自動化等,今後開発すべき技術が残されている。

概要 (英文)

THIS STUDY REPORTS THE EXPERIMENTAL RESULTS ON THE BEHAVIOR OF SUBMICRON PARTICLES IN CORONA DISCHARGE BY MEANS OF THE LASER DOPPLER VELOCIMETER. THE MAIN CONCLUSIONS ARE AS FOLLOWS; 1.IT IS SHOWN THAT THE LASER DOPPLER VELOCIMETER IS THE POWERFUL TOOL TO MEASURE THE VELOCITY OF SUBMICRON PARTICLES. 2.THE EFFECT OF THE ELECTROSTATIC FORCE ON THE CHARGED SUBMICRON PARTICLES IS NEGLIGIBLE. THE MOTION OF THE PARTICLES IS PROBABLY DUE TO ION WIND. 3.IT IS POSSIBLE,IN PRINCIPLE,TO APPLY THE LASER DOPPLER VELOCIMETER TO ACTUAL ELECTROSTATIC PRECIPITATORS.HOWEVER,A LOT OF TECHNOLOGIES,FOR EXAMPLE, MAINTENANCE OFTHE MEASUREMENT WINDOW,AUTOMIZATION OF MEASUREMENT SYSTEM,HAVE TO BE DEVELOPED BEFORE THE APPLICATION.

報告書年度

1981

発行年月

1982/05/01

報告者

担当氏名所属

出口 義博

電力技術研究所系統絶縁部放電研究室

杉本 勉

電力技術研究所系統絶縁部放電研究室

鈴木 俊男

電力技術研究所系統絶縁部放電研究室

キーワード

和文英文
静電気 STATIC ELECTRICITY
コロナ放電 CORONA DISCHARGE
電気集じん器 ELECTROSTATIC PRECIPITATOR
レーザドップラー速度計 LASER DOPPLER VELOCIMETER
サブミクロン粒子 SUBMICRON PARTICULATES
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