電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

182053

タイトル(和文)

テレビ電波障害対策-実フィールドにおけるDU比の計算値と実測値の比較(その3)-

タイトル(英文)

COUNTERMEASURE OF TELEVISION INTERFERENCE -COMPARISON OF CALCULATED AND MEASURED DU RATIO IN THE FIELD (3)-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本報告は送電線によるテレビゴースト障害範囲予測計算法の実際のフィールドにおける適用性を検討するため,送電線路によりゴーストが発生している現場においてDU比の実測を行ない,計算値と比較した結果を述べたものである。1)電線のたるみによる電線への入射電界の変化を考慮した電線分割法による計算値は,実測値と比較的よく一致した。2)電線分割法により障害範囲の予測計算を行なうあたり,考慮すべき受信電界,電線への入射電界,電線のたるみ,電線からの散乱波に対する大地面の等価反射係数などの計算条件を明らかにした。3)電線分割法と電卓で簡易に計算できるスカラー法の関係を調べ,今回検討した条件では4導体では約7dB,2導体ではVHF帯低減チャンネルで約12dB,同高域チャンネルでは約4dBスカラー法の方がDU比が小さくでることがわかった。

概要 (英文)

IN ORDER TO DEMONSTRATE PREDICTION FORMULA OF TV GHOST INTERFERENCE RANGES BY POWER TRANSMISSION LINES,WE HAVE DONEBOTH MEASUREMENTS IN THE FIELD AND CALCULATIONS.THIS REPORT DESCRIBES COMPARISON OF CALCULATED AND MEASURED DU RATIO IN THE FIELD.MAIN RESULTS ARE AS FOLLOWS. 1)CALCULATED METHOD THAT CONSIDERING VARIATION OF INCIDENT WAVE STRENGTH DUE TO CONDUCTOR DIP WAS RELATIVELY GOOD AGREEMENT WITH MEASURED VALUE. 2)IT IS TO MAKE CLEAR CALCULATING CONDITION WHICH IS TO DO A CALCULATION OF TV GHOST INTERFERENCE RANGES BY VECTOR METHOD. 3)IT IS TO MAKE CLEAR THAT THE DU RATIO IN SCALAR METHOD IS SMALLER THAN VECTOR METHOD.FOR EXAMPLE,THE LEVEL DIFFERENCE IN BOTH METHODS IS ABOUT 7 DB AT FOUR BUNDLE CONDUCTORS.

報告書年度

1982

発行年月

1983/06/01

報告者

担当氏名所属

豊田 栄

電力技術研究所電子応用部電力通信研究室

橋本 博

電力技術研究所

キーワード

和文英文
TVゴースト TV GHOST
DU比 DU RATIO
予測計算 FORECASTING METHOD
障害範囲 INTERFERENCE RANGE
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry