電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

183012

タイトル(和文)

電源計画手法の開発-線形計画法の適用の特長と限界-

タイトル(英文)

DEVELOPMENT OF ANALYSIS METHOD OF GENERATIONSYSTEM -PRELIMINARY STUDY ON APPLICATION OF LINEAR PROGRAMMING-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本報告書は,線形計画法による基本的な最適化電源計画モデルを構築し,種々の試算例を通じ電源計画問題に線形計画法を適用した場合の特長および限界について検討したものである。本報告で明らかとなった点は下記の通りである。(1)年負荷持続曲線による簡略的な需給運用の模擬によっても,中間・ベース負荷電源の運用は概ね把握することができる。しかし揚水式水力のようなピーク電源については簡略化による誤差が大きい。(2)線形計画法の一般的な欠点として,入力データ(特にコスト諸元)のわずかな違いが結果に著しい影響をおよぼすことがある。このため,併せて感度解析を実施することが重要である。(3)感度解析結果の表現法として,最適解の他に次善解群とそれらの最適解からのずれを示す方法を提案した。

概要 (英文)

THIS PAPER DISCUSSES APPLICATION OF LINEAR PROGRAMMING TO GENERATION SYSTEM PLANNING. THE RESULTS ARE AS FOLLOWS: (1)FOR BASE-LOAD/CYCLING POWER PLANTS,LOAD DISPATCH FOR THE ANNUAL LOAD DURATION CURVE GIVES SUFFICIENTLY VALID RESULTS. BUT FOR PEAKING POWER PLANTS,IT GIVES NO LONGER VALID RESULTS. (2)FREQUENTLY,THE SOLUTIONS OFLINEAR PROGRAMMING REVEALS A GREAT DIFFERENCE,EVEN IF THE INPUT DATA ARE SLIGHTLY CHANGED.IN ORDER TO RECOGNIZE THE EFFECT OF CHANGING INPUT DATA,THE SOLUTION MUST BE ACCOMPANIED BY THE SENSITIVITY ANALYSIS.

報告書年度

1983

発行年月

1983/10

報告者

担当氏名所属

七原 俊也

電力研究所システム部電力系統研究室

キーワード

和文英文
電源構成 GENERATION SYSTEN PLANNING
線形計画法 LINEAR PROGRAMMING
感度解析 SENSITIVITY ANALYSIS
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