電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

183016

タイトル(和文)

深部洞道の熱放散特性と風冷計算法

タイトル(英文)

TEMPERATURE RISE OF A DEEP TUNNEL BY HEAT GENERATION OF POWER CABLES AND FORCED AIR COOLING CALCULATION

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

都心部の電気の供給は大部分が地中電力ケーブルによっている。この電力ケーブルを収納する洞道は地下利用の幅湊化などから埋設深さが深くなる傾向にあり,近年では地下20~30mのものが多くなっている。洞道内気温は線路の保守・点検のために4.0度以下に制限される。この場合換気も兼ねて外気による風冷が他の冷却方式と併用される。深部洞道では地表面までの土壌熱抵抗が大きいため,従来の夏の最も温度の高い空気で連続して冷却するものとする従来の冷却計算法では冷却区間長または冷却容量はほとんど見込めない。このため今回,外気の年間の周期的季節変化を考慮に入れた新しい風冷計算法を導出した。その結果,深部洞道では従来計算法の2倍以上の風冷効果が見込めることが明らかになり,冷却設備の節約および経済的な設備設計が可能となることが示された。

概要 (英文)

DEPTH OF A TUNNEL FOR POWER CABLES INCREASESBECAUSE OF CROWDED USE OF UNDERGROUND.RECENTLY,SOME TUNNELS HAVE BEEN DUG THROUGH UNDERGROUND OF 20 OR 30M DEPTH. THIS PAPER DESCRIBES THAT THE TEMPERATURE RISE OF THE DEEP TUNNEL CALCULATED BY THE TRANSIENT HEATCONDUCTION CALCULATION METHOD AND HEAT DISSIPATION PERFORMANCE ANALYSED AND A NEW FORCED AIR COOLING CALCULATION METHOD WHICH TAKE ACCOUNT OFSEASONALLY AND DAILY AIR TEMPERATURE CHANGE. THE RESULTS ARE SUMMARIZED AS FOLLOWS.1)VERY LONG PERIOD IS REQUIRED TO SUTURATE THE TEMPERATURERISE OF A DEEP TUNNEL,FOR EXAMPLE 30 YEARS ARE REQUIRED FOR 10M DEEP TUNNEL. 2)THE NEW FORCED AIR COOLING CALCULATION METHOD TAKE INTO ACCOUNT OF SEASONALLY AIR TEMPERATURE CHANGE SHOWS THAT THE COOLING CAPACITY OF AIR IS AS LARGE ABOUT 2.5 TIMES AS ORDINARY CALCULATION METHOD.

報告書年度

1983

発行年月

1983/11/01

報告者

担当氏名所属

今城 尚久

電力研究所開発部電線路研究室

キーワード

和文英文
洞道 *
地中ケーブル
温度上昇
熱放散
強制冷却
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