電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

184039

タイトル(和文)

系統分断時の原子力発電所の単独系統運転能力

タイトル(英文)

STABLE OPERATION CAPABILITY OF NUCLEAR PLANTIN POWER SYSTEM ISOLATED BY SYSTEM FAULT

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本報告は,送電線故障に起因する系統分断によって生じた単独系統における原子力発電プラントの単独系統運転能力について述べたものである。単独系統運転能力の基本特性を検討するため,系統分断によって原子力電源と負荷からなる電源過剰の単独系統が生じたことを想定し,当所が開発したBWRおよびPWRプラント・モデルを用いてプラント挙動を解析した。検討結果を要約すると次の通りである。(1)所内単独運転能力を有する原子力プラントであっても,電力系統に結合した状態で発電機出力が中間負荷領域に減少する場合には,加減弁絞り込みによる中性子束の大幅変動あるいは系統周波数低下により運転継続が困難となる。(2)原子力電源を含む単独系統の電源制限は,原子力プラントの単独系統運転能力を考慮して検討する必要がある。

概要 (英文)

THIS PAPER DESCRIBES STABLE OPERATION CAPABILITY OF LIGHT WATER REACTOR PLANT IN A POWER SYSTEM ISOLATED BY SYSTEM FAULT. WE HAVE ANALYZED BWR AND PWR PLANT DYNAMICS IN ISOLATED POWER SYSTEM USING THE PLANT MODELS WHICH WE DEVELOPED. WE MADE CLEAR THE FOLLOWING ITEMS: (1)WHEN GENERATOR OUTPUT DROPS TO MEDIUM LOAD REGION,STABLEOPERATION FOR BOTH BWR AND PWR PLANT ARE HARD TO CONTINUE DUE TO LARGEDEVIATION OF NEUTRON FLUX OR LARGE DROP OF SYSTEM FREQUENCY CAUSED BY THROTTLING OF TURBINE STEAM CONTROL VALVES. (2)POWER SHEDDING SCHEME INAN ISOLATED POWER SYSTEM INCLUDING NUCLEAR POWER PLANTS IS NECESSARY TO TAKE INTO ACCOUNT OF THE ABOVE STABLE OPERATION CAPABILITY OF NUCLEARPLANT.

報告書年度

1984

発行年月

1985/06/01

報告者

担当氏名所属

市川 建美

電力研究所システム部系統制御研究室

井上 俊雄

電力研究所システム部系統制御研究室

乾 俊一

電力研究所システム部系統制御研究室

キーワード

和文英文
電力系統 POWER SYSTEM
系統故障 POWER SYSTEM FAULT
原子力発電 NUCLEAR GENERATING
BWR BWR
PWR PWR
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