電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

275027

タイトル(和文)

汽水循環系における懸濁状腐食生成物の沸騰伝熱面への堆積(その3)―ヘマタイト粒子の堆積における界面化学的性質の役割について―

タイトル(英文)


概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

軽水炉冷却水系での燃料棒へのクラッド堆積は誘導放射能生成の原因となる。ヘマタイト粒子(クラッド)の沸騰伝熱面,回転円筒面への堆積におよぼす界面化学的な性質の影響を調べた。1)クラッドは正の電荷を持ち疎水性コロイドとしての挙動を呈する。2)沸騰伝熱面への堆積において粒子と伝熱面金属の電荷間の静電的相互作用の影響はほとんど認められない。3)堆積量はpHに顕著に依存し,これは,粒子間のコロイド安定性理論で説明出来,SEM観察により,堆積には粒子相互間の凝集が重要な役割を演じていることを裏付けた。4)回転円筒面への堆積は沸騰伝熱面への堆積よりも少ない。沸騰伝熱面で発生する気泡による疎水性コロイド粒子のクラッド捕捉が堆積に重要な役割を演じることを明らかとした。

概要 (英文)


報告書年度

1975

発行年月

1976/06/01

報告者

担当氏名所属

岩堀 徹

エネルギー・環境技術研究所原子力化学部防食化学研究室

水野 孝之

エネルギー技術開発本部原子力発電技術開発部

キーワード

和文英文
クラッド *
堆積
沸騰伝熱面
界面化学
BWR
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