報告書番号

277020

タイトル（和文）

加圧水型原子炉一次冷却材中の硼酸濃度調節法（その７）－陰イオン交換樹脂の硼酸吸着の温度依存性－

タイトル（英文）

概要 （図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております）

ＰＷＲ型原子炉一次冷却材中の硼酸濃度調節に用いられているＢＴＲシステムにおける陰イオン交換樹脂の硼酸吸着性能の温度依存性を実験的ならびに平衡論的に調べた結果，以下の点が明らかとなった。１．樹脂のイオン交換基当りの硼酸吸着数（ｎ）と温度との関係を調べた結果，ｎは１～４程度でその生成曲線は温度の増加とともに高濃度側に移動し，その形は同じで，この温度範囲では存在するイオン種の消滅又は新らしいイオン種の生成はないと推論された。２．外液硼酸濃度０．００９３～０．４６３Ｍ／■の範囲で硼酸吸着樹脂相のｐＨは１４～８で，そのｐＨは硼酸濃度の増加とともに減少した。３．平衡論的に検討した結果，樹脂相に存在する硼酸イオン種として，オルト硼酸イオン，四硼酸イオン（１，２価）及び五硼酸イオン（１，２価）の５イオン種が推定された。

概要 （英文）

報告者

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