電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

279008

タイトル(和文)

送電線の気中コロナ放電によって発生するオゾン-UHVコロナケージによるオゾン濃度の測定-

タイトル(英文)


概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

送電線の気中コロナ放電によって発生するオゾンが,環境大気に与える影響を明らかにする目的で,当所,塩原実験場のUHVコロナケージを用いて,実測を行い次の結果を得た。(1)コロナ損1kWh当たりのオゾン生成量は約2g/kWhであり,文献値と一致した。(2)晴天時のコロナ放電によるオゾンの発生は雨天時の1/10で,光化学オキシダント濃度の増加は殆どない。(3)オゾンと同時に発生するNOx生成量は,オゾン生成量の約1/10(0.2g/kWh)であり,環境大気への影響は小さい。(4)成生したNOxが雨水に溶けた場合,pHは若干酸性側に移行するが(人工散水の場合,pH=9.0→pH=7.4),自然降雨の場合は,送電線下で採取した雨水のpH(5.2)よりも送電線下の外で採取した雨水の方がpH(3.7)

概要 (英文)


報告書年度

1979

発行年月

1979/08/01

報告者

担当氏名所属

矢田部 照夫

エネルギー・環境技術研究所環境化学部大気化学研究室

中山 稔夫

エネルギー・環境技術研究所環境化学部大気化学研究室

石原 義巳

エネルギー・環境技術研究所環境化学部

キーワード

和文英文
オゾン *
コロナ放電
環境濃度
窒素酸化物
雨水
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