電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

280005

タイトル(和文)

海陸風の数値シミュレーション─2次元モデルによる解とその問題点─

タイトル(英文)

A NUMERICAL SIMULATION OF LAND-AND-SEA BREEZE USING A 2-DIMENSIONAL MODEL

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

現在,わか国では硫黄酸化物,あるいは窒素酸化物等による大気汚染防除のため,大気汚染防止法等に基づく排煙対策が行なわれている。この対策を効果的に実施するためには,煙の排出される,地上から数百メートル上空までの大気の特性を把握しておく必要がある。この大気層は,日射,地表面の放射などの影響が大きく,いわゆる海陸風,接地逆転転層などの生成,消滅が起りこれが排煙の拡散に密接に関与する。下層大気における空気の運動方程式を,適当な境界条件の下に解いて,海陸風循環の数値シミュレーションを行なった。地表面における境界条件の一つを日射,長波放射,渦拡散による熱伝達並びに地面からの熱伝達などが釣合うとした。拡散係数Kを一定とした単純なモデルを用いた場合,海陸風循環はKが1.0E+5平方センチメートル/秒以下の範囲にあるとき生じることが示された。

概要 (英文)

EQUATIONS OF MOTION OF AIR IN THE PLANETARY BOUNDARY LAYER WERE INTEGRATED BY GIVING SOME BOUNDARY CONDITIONS SUCH AS THE HEAT BALANCE CONDITION ON THE GROUND SURFACE BETWEEN THE INSOLATION,LONG WAVE RADIATION,HEAT TRANSFER DUE TO THE ATMOSPHERIC DIFFUSION AND SO ON. LAND-AND-SEA BREEZE CIRCULATION WAS WELL SIMULATED WHEN THE ATMOSPHERIC DIFFUSION COEFFICIENT K WAS LESS THAN 1.0E+5 SQUARE CM/SEC.

報告書年度

1980

発行年月

1980/11/01

報告者

担当氏名所属

千秋 鋭夫

エネルギー・環境技術研究所環境大気部

小林 博和

エネルギー・環境技術研究所環境大気部気象研究室

キーワード

和文英文
海陸風 LAND-AND-SEA BREEZE
数値計数 NUMERICAL CALCULATION
シミュレーション SIMULATION
拡散係数 DIFFUSION COEFFICIENT
大気モデル ATMOSPHERIC MODELLING
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