電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

280023

タイトル(和文)

亜臨界圧ボイラスケールの熱伝導率─圧縮水およびサブクール沸騰条件下における実験検討

タイトル(英文)

THERMAL CONDUCTIVITY OF SCALE DEPOSITS IN SUBCRITICAL BOILERS -EXPERIMENTAL STUDY IN CONDITION OF COMPRESSED WATER AND SUBCOOLED BOILING-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本報告は亜臨界圧ボイラの化学洗浄時期判定式の確立を目的とし,主要な伝熱因子の一つであるスケール熱伝導率について実験検討したものである。実験は実ボイラにおける飽和沸騰条件と異なり,圧力155~182Kg/平方cm,温度150~340゜Cの範囲における圧縮水およびサブクール沸騰条件下で行った。また,スケール熱伝導率は化学組成,空隙率などのスケール性状と関連すると推測されることから,スケール性状についても若干の分析,検討をおこなった。この結果,スケールの見掛け熱伝導率はスケール内の流動が影響することが示唆され,サブクール沸騰時の値は圧縮水時に比べ1.4~1.5倍となること,銅含有率が22~29%のスケールに対する当面の適用値としては安全側に評価すると■6~■9Kcal/mh゜Cを考えれば良いことが明らかとなった。また,スケールの円周方向分布は超

概要 (英文)

THIS REPORT DESCRIBES THE MEASUREMENT RESULTOF THERMAL CONDUCTIVITY OF SCALE DEPOSITS ON THE INNER SURFACE OF SUBCRITICAL BOILER WATER WALL TUBES. THE EXPERIMENT WAS CARRIED OUT UNDER THE CONDITION OF COMPRESSED WATER AND SUBCOOLED BOILING.IN ADDITION SCALE CHARACTERISTICS WERE MEASURED BECAUSE SCALE THEMAL CONDUCTIVITY ARE CONSIDERED TO BE AFFECTED BY CHEMICAL COMPOSITION,POROSITY,AND OTHERS. THE FOLLOWING FACTS WERE FOUND AS EXPERIMENTAL RESULTS,THAT ARE (1)THE VALUE OF APPARENT THERMAL CONDUCTIVITY UNDER THE CONDITION OF SUBCOOLED BOILING WAS ABOUT ONE AND HALF TIMES IN COMPARISON WITH THE VALUE UNDERTHE CONDITION OF COMPRESSED WATER,(2) THE SAFETY SIDE VALUES OF 2.6 2.9KCAL/MH DEGREE WERE FOR THE SCALE WHICH CONTAINED COPPER OF 22 29%,AND(3) RADIAL DISTRIBUTION OF SCALE THICKNESS WERE DIFFERENT FROM THAT OFSURPERCRITICAL BOILOR SCALE.

報告書年度

1980

発行年月

1981/01/01

報告者

担当氏名所属

須原 繁雄

エネルギー・環境技術研究所機械部伝熱流動研究室

石川 浩

エネルギー・環境技術研究所機械部伝熱流動研究室

高橋 毅

エネルギー・環境技術研究所機械部伝熱流動研究室

阿部 俊夫

エネルギー・環境技術研究所機械部伝熱流動研究室

キーワード

和文英文
スケール熱伝導率 THERMAL CONDUCTIVITY
亜臨界圧ボイラ SUBCRITICAL BOILERS
圧縮水 COMPRESSED WATER
サブクール沸騰 SUBCOOLED BOILING
スケール SCALE DEPOSITS
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