電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

281019

タイトル(和文)

長期間使用後のSUS321ステンレス鋼のクリープき裂伝ぱ特性の検討

タイトル(英文)

STUDY ON THE PROPERTY OF CREEP CRACK PROPAGATION OF LONG USED TYPE 321 STAINLESS STEEL

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

長期間使用された材料のクリープき裂伝ぱ特性について検討するため,約120,000時間使用されたボイラーチューブ材(SUS321ステンレス鋼)と同材の未使用材(同ボイラーの予備パネルより採収)を用いて平滑および切欠クリープ試験を行なった。主な結果を以下に示す。(1)平滑材では,使用材のクリープ寿命は未使用のそれより1オーダ程度短い。(2)使用材のき裂伝ぱ速度dl/dtは同条件下の未使用材のdl/dtより速い。しかし,両材ともdl/dtはクリープJ成分(修正J積分,C*パラメータ)jcとdl/dt(mm/hr)=0.17(djc/dt)**0.92(kgf/mm)なる良い対応関係を示した。

概要 (英文)

IN ORDER TO STUDY ON THE PROPERTY OF CREEP CRACK PROPAGATION OF LONG USED MATERIAL,WE CONDUCTED CREEP TESTS ON SMOOTH AND CRACKED SPECIMENS OF TYPE 321 STAINLESS STEEL UNUSED AND USED FOR BOILER TUBE ABOUT 120,000 HRS.(THIS UNUSED MATERIAL WAS TAKEN BY THE SPARE PANEL OF THAT BOILER). THE RESULTS OBTAINED IN THIS STUDY WERE ASFOLLOWS; (1)FOR SMOOTH SPECIMEN,CREEP LIFE OF USED MATERIAL IS SHORTERTHAN THAT OF UNUSED MATERIAL BY ONE ORDER. (2)CRACK PROPAGATION RATE,DL/DT OF USED MATERIAL WAS HIGHER THAN THAT OF UNUSED MATERIAL UNDER SAME CONDITION. HOWEVER GOOD CORRELATION WAS ACHIEVED BETWEEN CREEP J INTEGRAL(MODEFIED J INTEGRAL,C* PARAMETER),JC AND DL/DT FOR BOTH MATERIALS.

報告書年度

1981

発行年月

1981/12/01

報告者

担当氏名所属

北村 隆行

エネルギー・環境技術研究所発電プラント部材料研究室

桑原 和夫

エネルギー・環境技術研究所発電プラント部材料研究室

新田 明人

エネルギー・環境技術研究所発電プラント部材料研究室

鹿島 光一

エネルギー・環境技術研究所発電プラント部材料研究室

キーワード

和文英文
火力プラント FOSSIL PLANT
経年劣化 SECULAR DEGRADATION
破壊力学 FRACTURE MECHANICS
クリープき裂伝ぱ CREEP CRACK PROPAGATION
クリープJ積分 CREEP J-INTEGRAL
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