電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

281056

タイトル(和文)

蒸気発生器伝熱管の振動に及ぼすバッフルプレート部の二相噴流効果

タイトル(英文)

STEAM GENERATOR TUBE VIBRATIONS INDUCED BY TWO-PHASE JET FLOWS FROM BAFFLE PLATES

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

原子力発電所の蒸気発生器内の二次冷却材はバッフルプレート部で流路面積が絞られることにより噴流状態となって伝熱管に沿って流れる。前報では単相流(水)を用いてこの噴流の乱れが伝熱管に作用して振動を誘発する一つの要因となることを明らかにした。本報では実機の流動状態を水と空気による二相流で模擬し,バッフルプレート部における二相噴流効果が伝熱管の振動に与える影響を明らかにした。そして,気体の混合割合が比較的小さい流動状態において噴流効果が伝熱管の振動に重要な影響を与えると考えられ,その振動特性はノズル部を通過する流れの流入運動量によって統一的に整理することが可能で,単相流場において明らかにした振動評価手法が二相流においても適応できる見通しを得た。

概要 (英文)

THIS REPORT DESCRIBES THE EFFECT OF TWO-PHASE JETS FROM BAFFLE PLATE ON THE STEAM GENERATOR TUBE VIBRATIONS. THE SECONDARY COOLANT FLOW TURNS INTO JETS BECAUSE OF SUDDEN VARIATION OF FLOW AREA IN THE BAFFLE PLATE.THIS JET TURBULENCE INDUCES VIBRATIONS WHICHCAUSE FRETTING WEAR AND FATIGUE OF TUBE. IN THIS REPORT,BASIC CHARACTERISTICS OF TUBE VIBRATION ARE EXPERIMENTALLY INVESTIGATED IN AIR-WATER MIXTURE SIMULATING THE FLOW CONDITIONS IN STEAM GENERATOR.IT COULD BE CONCLUDED THAT TWO-PHASE FLOWS IN A SMALLER STEAM QUALITY REGION COME TOBEHAVE HOMOGENEOUSLY IN JET FIELD AND,CONSEQUENTLY THAT JET EFFECTS ONTUBE VIBRATIONS CAN BE SYSTEMATICALLY EVALUATED BY THE INFLOW MOMENTUMOF COOLANT PASSING THROUGH BAFFLE PLATES.

報告書年度

1981

発行年月

1982/05/01

報告者

担当氏名所属

河村 孝治

エネルギー・環境技術研究所機械部機械研究室

キーワード

和文英文
蒸気発生器伝熱管 SG HEAT TRANSFER TUBE
バッフルプレート BAFFLE PLATE
二相流 TWO-PHASE FLOW
噴流 TURBULENT JET
振動 TUBE VIBRATION
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