電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

281061

タイトル(和文)

石炭自然発火予知システムの開発(その2)-貯炭表面温度測定への赤外画像表示装置の適用

タイトル(英文)

DEVELOPMENT OF THE COAL SPONTANEOUS COMBUSTION PREDICTING SYSTEM-AN APPLICATION OF AN INFRARED IMAGE DISPLAY FOR PREDICTING SYSTEM-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

石炭火力発電所など大規模貯炭場における石炭の自然発火を予知するシステムを第1報で提案した。本報告では,内部発熱個所を推定するための貯炭パイルの表面温度分布の測定に,赤外画像表示装置を適用する方法ならびに問題点についてのべた。赤外画像表示装置で得た貯炭パイルの表面温度分布のパターンから,貯炭パイルの内部発熱個所の推定は可能である。しかし,日射は赤外画像のパターンを乱すので快晴時の測定は好ましくない。検出器にInSbを使用している装置で450m遠方の貯炭パイルの発熱部の推定ができたが,このような遠距離の測定には,HgCaTe,焦電ビジコンなど長波長に感度をもち,大気中ガス(H2O,CO2)の吸収の影響が小さい検出器を使用した装置を使用することが望ましい。

概要 (英文)

THE PREDICTION OF THE SPONTANEOUS COMBUSTIONOF COALS IN THE PILE IS ONE OF THE MAIN PROBLEMS IN THE COAL-BURNING POWER PLANTS. A PREDICTION SYSTEM OF THIS PHENOMENON WAS PROPOSED IN THEPREVIOUS PAPERS. THIS REPORT SHOWS THE MONITORING METHOD OF THE COAL PILE TEMPERATURE IN THE SYSTEM. AN INFRARED IMAGE DISPLAY APPARATUS WAS APPLIED TO OBTAIN THE SURFACE TEMPERATURE DISTRIBUTION OF COAL PILES. AHIGH TEMPERATURE REGION ON THE PILE WAS INDICATED BY THE APPARATUS USING IN SB AS A DETECTING SENSOR WHICH WAS INSTALLED ABOUT SEVERAL HUNDRED METERS APART.

報告書年度

1981

発行年月

1982/05/01

報告者

担当氏名所属

宮川 実

エネルギー・環境技術研究所環境大気部気象研究室

小谷田 一男

エネルギー・環境技術研究所機械部燃焼研究室

高梨 成行

生物環境技術研究所緑地生物部植物環境研究室

キーワード

和文英文
石炭火力発電所 SPONTANEOUS COMBUSTION
自然発火 COAL FIRED POWER PLANT
貯炭設備 COAL HANDLING SYSTEM
放射温度 RADIATION TEMPERATURE
赤外画像 INFRARED IMAGE
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