電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

282067

タイトル(和文)

混合層の観測とモデル化─ライダと音波レーダによる混合層の観測─

タイトル(英文)

OBSERVATION OF THE AEROSOL DISTRIBUTION IN THE LOWER ATMOSPHERE BY LIDAR

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

ライダ,ドップラ音波レーダ等を用いて,混合層の総合的な観測を実施した。(1)ライダによる混合層の発達過程の観測例と,混合層の発達モデルを比較したところ,両者はよい一致を示した。(2)ライダ観測によれば,気層の中立な時にエアロゾル濃度は高度とともに直線的に減少した。一方混合層の発達時には,濃度ははじめゆるやかに減少し,ある高度からその減少が急速となる等,特徴的な分布型を示した。(3)低層ゾンデにより測定された温位分布,エアロゾル濃度分布等からみて,混合層上部のエントレイント領域の厚さは,混合層全体の約1/5である。

概要 (英文)

MIXED LAYER OBSERVATION WERE PERFORMED BY THE LIDAR AND THE DOPPLER SODAR AT TAKEYAMA TESTING & RESEARCH CENTER CRIEPI,LOCATED AT THE SOUTHWEST SIDE OF THE KANTO PLAINS. OBSERVED MIXED LAYER GROWTH WAS COMPARED WITH A SIMPLE NUMERICAL MODEL USING THE PARAMETERS SUCH AS TEMPERATURE GRADIENT AND SURFACE HEAT FLUX HO. THEY WERE WELL AGREED. THE VERTICAL DISTRIBUTIONS OF THE AEROSOLS HAD CHARACTERISTIC TYPES DEPENDING ON THE STABILITY. WHEN THE STABILITY WAS NEUTRAL,THEAEROSOL DENSITY DECREASED FROM THE SURFACE LINEARLY WITH HEIGHT. IN THE CASE OF THE MIXED LAYER,THE AEROSOL DENSITY DECREASED SLOWLY IN THE LOWER LAYER AND DECREASED STEEPLY IN THE UPPER. THESE REPRESENTATIONS OFTHE AEROSOLS AND THE SAME TIME DATA OF THE POTENTIAL TEMPERATURE SHOWED THAT THE THICKNESS OF THE ENTRAINMENT LAYER WAS 1/5 OF THE WHOLE MIXED LAYER.

報告書年度

1982

発行年月

1983/04/01

報告者

担当氏名所属

小林 博和

エネルギー・環境技術研究所環境大気部気象研究室

宮川 実

エネルギー・環境技術研究所環境大気部気象研究室

赤井 幸夫

エネルギー・環境技術研究所環境大気部気象研究室

西宮 昌

エネルギー・環境技術研究所環境大気部気象研究室

キーワード

和文英文
混合層 MIXED LAYER
ライダ LIDAR
ソーダ DOPPLER SODAR
発達モデル NUMERICAL MODEL
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