電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

282070

タイトル(和文)

振動法によるナトリウム中のキャビテーション損傷(その1)─実験装置の概要と予備実験結果─

タイトル(英文)

CAVITATION DAMAGE IN LIQUID SODIUM BY VIBRATORY METHOD (1) -EXPERIMENTAL APPARATUS AND PRELIMINARY TESTS-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

LMFBRの一次,二次ナトリウム系における機器,構造の耐キャビテーション損傷特性を評価するため,磁歪振動法によるナトリウム中キャビテーション実験装置を制作し,ナトリウム温度,圧力,コールドトラップ温度,試験体材料などをパラメータとしてナトリウム中でのキャビテーション損傷特性を調べた。本報告は,実験装置の概要と予備実験結果について述べたものである。ナトリウム温度と圧力を大まかに変えた予備実験結果より,キャビテーション損傷速度がナトリウム温度と圧力に大きく依存することが確認された。また,ナトリウム中でのキャビテーション損傷速度は,水中での値に比べてかなり大きくなる場合があることが判った。

概要 (英文)

AN EXPERIMENTAL APPARATUS TO INVESTIGATE CAVITATION DAMAGE IN SODIUM USING VIBRATORY METHOD WAS DESIGNED, FABRICATED AND TESTED. THIS REPORT DESCRIBES THE EXPLANATION OF THE APPARATUS AND SHOWS SOME PRELIMINARY TEST RESULTS. IMPORTANT FINDINGS FROM THE TESTRESULTS ARE (1)EROSION RATE(WEIGHT LOSS RATE)SHOWS SIGNIFICANT DEPENDENCES ON SODIUM TEMPARATURE AND PRESSURE. (2)EROSION RATE DRASTICALLY DECREASES BEYOND 300C OF SODIUM TEMPERATURE AT PRESSURE OF 1KG/SQUARE CMG, AND VERY LITTLE CAVITATION DAMAGE WAS OBSERVED ABOVE 350C. (3)A MAXIMUM EROSION RATE WAS OBSERVED AT ABOUT 1KG/SQUARE CMG IN THE PRESSURE RANGE OF 0.2-7.0KG/SQUARE CMG AT SODIUM TEMPERATURE OF 300C. (4)EROSION RATES IN SODIUM ARE MUCH LARGER (10TIMES OR MORE)THAN THOSE IN WATER OR LIQUID NITROGEN IN SOME CASES.

報告書年度

1982

発行年月

1983/04/01

報告者

担当氏名所属

池本 一郎

研究開発本部原子力部

岩田 宇一

エネルギー・環境技術研究所高速増殖炉発電特別研究室

キーワード

和文英文
FBR FBR
キャビテーション損傷 CAVITATION DAMAGE
磁歪振動法 VIBRATORY METHOD
ナトリウム SODIUM
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