電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

283062

タイトル(和文)

DSS運転火力ユニット起動時の蒸気回収システムに関する設計研究

タイトル(英文)

A STUDY ON HEAT RECOVERY OF TURBINE BY-PASS STEAM IN DAILY-START-STOP(DSS) OPEARATED THERMAL POWER PLANT

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

最近,火力のDSS運転の必要性はますます高まっている。当所では,火力のDSS化技術である2段バイパス系統について,その省エネルギーに着目し,タービンバイパス蒸気回収システムを提案している。本報は,既に2段バイパスを設置している新小倉5号ユニット(九州電力,LNG焚き,600MW)について,このタービンバイパス蒸気回収システムの設計研究および,経済性の検討を行ったものである。検討の結果,このシステムが大型アキュムレータ等をのぞいて既存の一般的な技術で対応できることを確認した。今後は,石炭および油焚き貫流ユニットについての検討,複数ユニットを持つ発電所に共用大型アキュムレータを設置する方法についての検討などを行う予定である。

概要 (英文)

RECENTLY,MOST OF FOSSIL FUELLED POWER GENERATING UNITS ARE REQUIRED TO BE OPERATED IN SUCH A DAILY-START-STOP(DSS)MODE. THESE DSS OPERATED UNITS OFTEN HAVE TO BE EQUIPPED WITH THE TURBINE BY-PASS SYSTEM AT A CERTAIN CAPACITY TO STABILIZE STARTING OPERATION AND TO CUT DOWN THE STARTING TIME. HOWEVER,THERE IS A NOTICEABLE LOSS OF BY-PASS STEAM ENERGY DUMPED INTO THE CONDENSER. THE PREVIOUS REPORT HAS DESCRIBED THE PRINCIPLE OF HEAT RECOVERY OF TURBINE BY-PASS STEAM AND BASIC SYSTEM IN COAL FIRED POWER PLANT.IN THIS REPORT,A DESIGN OF A HEAT RECOVERY COMBINED WITH SUPERCRITICAL-PRESSURE LNG FIRED POWER UNIT OF 600MW WHICH HAS THE TURBINE BY-PASS SYSTEM IS DESCRIBED,AND THE AMOUNT OF ENERGY SAVED BY THE SYSTEM AND THE COST OF THE SYSTEM AND THE ECONOMY ARE ESTIMATED.

報告書年度

1983

発行年月

1984/07/01

報告者

担当氏名所属

浜松 照秀

エネルギー研究所機械部複合発電研究室

岩坪 哲四郎

エネルギー研究所機械部複合発電研究室

須原 繁雄

エネルギー研究所機械部複合発電研究室

石川 浩

エネルギー研究所機械部複合発電研究室

キーワード

和文英文
DSS DAILY START AND ATOP
蒸気貯蔵 STEAM STORAGE
タービンバイパス TURBIN BYPASS SYSTEM
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