電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

283068

タイトル(和文)

キャニスター材の耐久性評価(その2)-溶融模擬高レベルガラスとの反応-

タイトル(英文)

COMPATIBILITY OF SOME CANDIDATE CANISTER MATERIALS WITH SIMULATED MOLTEN HIGH LEVEL WASTE GLASS

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

SUS304およびその他4種のキャニスター候補材について,溶融模擬高レベルガラスとの反応性を,1000~1200℃の温度範囲で調べた。得られた結果は以下のとおりである。(1)すべての供試材で溶融ガラスにより全面腐食が生じた。(2)全面腐食に加え,ガラス成分の結晶粒界への侵入が認められた。(3)ガラスによる侵食の結果,引張性質も影響を受けた。(4)ガラスとの反応においては材料中のクロムが重要な役割りを果していることが推察された。

概要 (英文)

COMPATIBILITY OF CANDIDATE CANISTER MATERIALS(SUS304,SUS316,SUH309,INCONEL 600,HASTELLOY X)WITH SIMULATED MOLTEN HIGH LEVEL WASTE GLASS WAS INVESTIGATED AT TEMPERATURES BETWEEN 1000 AND 1200 DEGREE. THE RESULTS WERE AS FOLLOWS. (1) ALL THE MATERIALS TESTED WERE SUBJECTED TO GENERAL CORROSION BY MOLTEN GLASS. (2) IN ADDITON,SOME GLASS ELEMENTS PENETRATED INTO GRAIN BOUNDARY OF THE MATERIALS. (3) CORROSION OF THE MATERIALS RESULTED IN TENSILE PROPERTY DEGRADATION. (4)IT WAS SUGGESTED THAT CHROMIUM IN THE MATERIALS TOOK AN IMPORTANT ROLEIN THE REACTION OF THE MATERIALS WITH GLASS.

報告書年度

1983

発行年月

1984/03/01

報告者

担当氏名所属

黛 正己

エネルギー研究所原子力部核燃料研究室

井上 正

エネルギー研究所原子力部核燃料研究室

キーワード

和文英文
キャニスター CANISTER
ガラス固化体 HIGH LEVEL WASTE GLASS
引張試験 TENSILE TEST
ステンレス鋼 STAINLESS STEEL
ニッケル基合金 NICKEL BASE ALLOY
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