電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

284028

タイトル(和文)

中間負荷火力の運用制御方式──時系列モデルによるボイラ動特性の推定──

タイトル(英文)

ESTIMATION OF BOILER DYNAMIC CHARACTERISTICSUSING TIME SERIES MODEL

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本報告は,火力発電プラントのボイラ動特性(伝達関数)を時系列モデル(自己回帰法)により推定する方法について述べたものである。本稿の内容と結果は次の通り。中間負荷火力プラントのボイラ動特性を測定する一手段として,自己回帰モデルから制御設計に適した伝達関数推定の実用性について検討した。すなわち,(1)動特性が複雑な蒸気温度系に対して自己回帰モデルを適用し,システム変数の入出力観測データから周波数応答関数を求め,これをもとに伝達関数を簡便に推定する手法をモデル実験で示した。(2)また,解析計算に必要な各種のパラメータ(サンプル時間,観測時間等)について検討を行い,実用上の目安を示した。(3)以上の検討結果を踏えて,実プラントの蒸気温度性に対して検証試験を行い,実用性の高い同定法であることを確かめた。

概要 (英文)

THE PURPOSE OF THIS STUDY IS TO ESTIMATE BOILER DYNAMICS OF THERMAL POWER PLANTS. IN THIS METHOD,TIME SERIES DATA OF PROCESS VARIABLES FROM A THERMAL POWER PLANT ARE FITTED TO A MULTIVARIATE AUTOREGRESSIVE(AR)MODEL. FREQUENCY RESPONSE FUNCTIONS CAN BE CALCULATED BY THIS MULTIVARIATE AR MODEL AND AN APPROXIMATE TRANSFER FUNCTION CAN BE OBTAINED FROM THIS FREQUENCY REPONSE DATA. THIS METHOD WAS APPLIED TO THE STEAM TEMPERATURE SYSTEM IN THERMAL POWER PLANT(DRUM TYPE)OF POWER 375MW. AS A MAIN RESULT OF THESE EXAMINATIONS,THE FOLLOWING POINT WAS CLARIFIED. UNCERTAIN PARAMETER IN A CONVENTIONAL METHOD(INDICIALRESPONSE)COULD BE ESTIMATED SUCCESSFULLY BY USING THE AR MODEL OBTAINED,INDICATING USEFULNESS OF THE METHOD.

報告書年度

1984

発行年月

1984/12/01

報告者

担当氏名所属

藤本 順三

エネルギー研究所原子力部安全管理研究室

森塚 秀人

エネルギー研究所機械部複合発電研究室

キーワード

和文英文
火力発電所 THERMAL POWER PLANT
ボイラ動特性 BOILER DYNAMICS CHARACTERISTIC
システム同定 SYSTEM IDENTIFICATION
時系列解析 TIME SERIES ANALYSIS
APC AUTOMATIC PLANT CONTROL
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