電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

285052

タイトル(和文)

高レベル廃棄物固化体の浸出性(その7)-放射性核種移行モデルの開発

タイトル(英文)

DEVELOPMENT OF RADIOACTIVITY TRANSPORT MODEL STRAG

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

高レベルガス固化体の貯蔵,処分の安全評価のため,ガス固化体内部での核種移行,ならびにガス固化体が地下水に接触した際の核種流出過程を模擬し,放出放射能量を予測する計算コード「STRAG」を開発した。本コードは■固化体内部温度分布計算部,■固化体内核種熱拡散部,■固化体から地下水への浸出計算,■地下水水質計算部,から構成されている。この内浸出計算にはJSSプロジェクトで開発したGrambowモデルを,又地下水水質計算にはPHEREEQEコードを用いた。固化体内の数値解析方法は空間的には2次要素を使った有限要素法を用い,時間的には差分法を用いている。さらに実験結果と計算結果を比較し,評価コードとしての基本的な性能が得られたことを確認した。

概要 (英文)

A COMPUTER CODE STRAG WAS DEVELOPED FOR THE ANALYSIS AND THE SAFETY ASSESSMENT OF HIGH LEVEL RADIOACTIVE WASTE DISPOSAL. THE STRAG PREDICTS THE RELEASE OF RADIOACTIVITY FROM WASTE GLASSES INTO THE GOUND WATER. THE CODE IS COMPOSED OF ANALYSIS MODULES OF : (1)TEMPERATURE DISTRIBUTION IN GLASS BODY, (2)THREMAL DIFFUSION IN RADIAL DIRECTIONS, (3)LEACHING FROM SURFACE TO GROUND WATER. THE GRAMBOW MODEL, DEVELOPED IN THE JSS PROJECT, IS IMPLEMENTED IN THE LEACHING MODULE. THE CHEMISTY IN GOUND WATER IS ANALYZED BY THE PHREEQE CODE, WHICH ISALSO IMPLEMENTED IN THE STRAG CODE. THE COMPARISONS OF THE EXPERIMENTAL DATA AND THE CODE CALCULATIONS SHOW REASONABLE PERFORMANCE OF THE CODE.

報告書年度

1985

発行年月

1986/10/01

報告者

担当氏名所属

木下 幹康

エネルギー研究所原子力部燃料研究室

井上 正

エネルギー研究所原子力部燃料研究室

キーワード

和文英文
高レベルガラス固化体 RADIOACTIVE WASTE
高レベル廃棄物 RADIOACTIVE GLASS
放射性核種 LEACHING
計算機モデル COMPUTER MODEL
浸出性 STRAG
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry