電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

286001

タイトル(和文)

ホットプレス法によるシンシロック固化体の作製法の検討とその評価

タイトル(英文)

EVALUATION OF SYNROCS FABRICATED BY HOT UNIAXIAL PRESSING (HUP) METHOD

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

ホウケイ酸ガラスの代替固化法として注目されているシンロックについて,ホットプレス法を用いた作製法の基礎的検討を行い,緻密な固化体が得られる条件を調べるとともに物性,浸出性の評価を行った。その結果焼結温度は模擬廃棄物を含まないシンロックB,模擬廃棄物を10および20wt%に含んだシンロックCについて,それぞれ1300℃,1200℃,1100℃で最も高密度の固化体が得られた。焼結圧は約200平方cmが適当であった。以上の条件でホットプレスを行ったとき,焼結温度に30分程度保持することによりかさ密度は飽和に達した。作製したホットプレスシンロックは理論密度に近い密度を有し,コールドプレスシロックよりも緻密化としていたが,生成相,微構造はコールドに類似していた。また粉体試料について90℃の純粋中い14日間浸出試験を行った結果,初期浸出率はコールドプレスサンプルと同程度の値を示した。

概要 (英文)

SYNROC-B AND -C SAMPLE WERE FABRICATED BY NOT UNIAXIAL PRESSING (HUP) METHOD WITH VARIANT CONDITIONS OF SINTERING TEMPERATURE, PRESSURE, AND TIME. SYNROC-B, SYNROC-C WITH SIMULATED HIGH LEVEL WASTE (SHLW) OF 10 WT %, AND SYNROC-C WITH SHLW OF 20 WT % SHOWEDTHE HIGHEST APPARENT DENSITY AT TEMPERATURES OF 1300 DEGREE C, 1200 DEGREE C, AND 1100 DEGREE C, RESPECTIVELY. THE APPARENT DENSITIES OF THE HOT-PRESSED SYNROCS WERE CLOSE TO THE THEORETICAL VALUE. CRYSTAL PHASESAND MICROSTRUCTURE OF THE SYNROCS WERE SIMILAR TO THOSE OF SAMPLES FABRICATED BY COLD PRESSING AND SINTERING METHOD, ALTHOUGH THE APPARENT DENSITY OF THE FORMER WAS SLIGHTLY HIGHER THAN THAT FO THE LATER. LEACHING TEST WAS PERFORMED BY IMMERSING SYNROC POWDER IN DISTILLED WATER OF 90 DEGREE C FOR 14 DAYS. THERE WAS NO DIFFERENCE IN THE INITIAL LEACHABILITY BETWEEN HOT-PRESSED SAMPLE AND COLD-PRESSED ONE.

報告書年度

1986

発行年月

1986/11/01

報告者

担当氏名所属

塚本 政樹

エネルギー研究所原子力部燃料研究室

宮代 一

エネルギー研究所原子力部燃料研究室

井上 正

エネルギー研究所原子力部燃料研究室

キーワード

和文英文
シンロック SYNROC
高レベル放射性廃棄物 HIGH-LEVEL RADIOACTIVE WASTE
ホットプレス HOT UNIAXIAL PRESSING (HUP) CHARACTRICS
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