電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

379003

タイトル(和文)

新高瀬川発電所の地下空洞掘削に伴う周辺岩盤の弾性波速度変化

タイトル(英文)


概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

花崗閃緑岩中の地下発電所空洞掘削による岩盤の速度変化を4年間にわたり測定した。空洞より20~30m範囲において,掘削時の速度減少は平均10~15%,最大30%程度であり,岩盤中の卓越節理面に直交方向での減少が大きい。掘削後速度値は回復傾向を示し,空洞上部では減少量の60%を回復している。掘削による応力集中個所では速度は増加する。岩盤変位測定と対比すると,岩盤の伸び歪量に対し速度減少率は約10の2乗倍となる。岩盤の変形は主に節理間隙の増大によるので,節理間隙を含む岩盤の弾性体模型を考えると,間隙内物質が水の10~20%の体積弾性率をもつと仮定したときに測定結果によく適合する。

概要 (英文)


報告書年度

1979

発行年月

1979/07/01

報告者

担当氏名所属

本荘 静光

土木技術研究所地質部地質第2研究室

本島 勲

土木技術研究所地質部地質第3研究室

キーワード

和文英文
地下空洞 *
弾性波速度
岩盤変形
掘削
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