電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

382007

タイトル(和文)

フィルダムのコア内における盛立および初期湛水時の間隙水圧挙動の解析と実測値との比較

タイトル(英文)

ANALYSIS OF PORE PRESSURE BEHAVIOR OF ROCKFILL DAM DURING CONSTRUCTION AND RESEROIR FILLING

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本報告は、フィルダムの安定性に強くかかわるコアゾーン内の間隙水圧の変化を予測する手法となる、地盤の変形と間隙水挙動の相互作用の解析法を、実ダムの盛立から湛水過程までの一連の数値シミュレーションに適用した結果を述べたものである。盛立過程の解析結果として、コアゾーン内で発生あるいは消散する間隙水圧の挙動および沈下の発生のようすが示された。これらは実測結果と比較的よい一致をみた。また初期湛水過程の解析として、コアゾーンに残留間隙水圧の分布する状態から湛水の進行にともない変化してゆく間隙水圧の様相を結果として得た。これらの結果により、フィルダムのコアゾーン内の間隙水圧の挙動解析に今回用いた手法が有効であることが示された。

概要 (英文)

THIS STUDY WAS UNDERTAKEN TO ASSURE THE EFFECTIVENESS OF THE FINITE ELEMENT ANALYSIS OF COUPLED PROBLEMS BETWEEN SOIL SKELETON AND PORE FLUID FOR THE PREDICTION OF THE BEHAVIOR OF A ROCKFILL DAM. THE FINITE ELEMENT PROCEDURE WAS APPLIED TO THE ANALYSIS OF THE MOVEMENTS IN A REAL ROCKFILL DAM. AS A RESULT OF THE APPLICATION OF THE NUMERICAL PROCEDURE TO THE PROCESS OF CONSTRUCTION,THE BEHAVIOR OF THE PORE PRESSURE IN THE CORE ZONE AS THE SETTLEMENT OF THE DAM WERE SIMULATED AND SHOWN TO AGREE WELL WITH THE MEASURE VALUES. THE NUMERICAL ANALYSIS WAS ALSO APPLIED TO THE INVESTIGATION OF THE BEHAVIOR OF PORE PRESSURE THROUGH RESERVOIR FILLING AFTER CONSTRUCTION. THE RESULTS INDICATE THAT THE FINITE ELEMENT PROCEDURE APPLIED IN THIS PAPER IS USEFUL TO INVESTIGATE THE INFLUEUCE OF THE PORE PRESSURE REMAINED AFTER CONSTRUCTION ON THE BEHAVIOR OF THE PORE PRESSURE DURING RESERVOIR FILLING.

報告書年度

1982

発行年月

1982/07/01

報告者

担当氏名所属

中川 加明一郎

土木技術研究所地盤耐震部地盤研究室

駒田 広也

土木技術研究所地盤耐震部地盤研究室

キーワード

和文英文
ロックフィルダム ROCKFILL DAM
間隙水圧 PORE PRESSURE
圧密 COUPLED PROBLEM
有限要素法 FINITE ELEMENT ANALYSIS
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