電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

382021

タイトル(和文)

原子力発電所大規模斜面の地震時安定性-傾斜破壊実験の静的非線形解析-

タイトル(英文)

SOME CONSIDERATIONS ON THE SEISMIC STABILITYOF LARGE SLOPES SURROUNDING THE NUCLEAR POWER PLANT -NUMERICAL CALCULATION FOR THE STATIC FAILURE TEST OF SLOPE MODEL-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

原子力発電所に隣接する大規模斜面の地震時安定性に関する研究の一環として,すべり面法,二次元非線形解析法により震度法を模擬した傾斜破壊実験の数値シミュレーションを行い,傾斜実験の破壊現象と解析結果の比較,安定性評価法に関する考察などを行った。その結果,(1)数値シミュレーションで傾斜実験の破壊過程,破壊形態などを十分説明でき解析手法の有用性を確認できたこと,(2)円形すべり面法の結果と二次元非線形解析法の結果をすべり安全率の観点から比較した場合,前者がより過酷な評価を与えること,などがわかった。今後,本手法を用いて数多くのケーススタディを実施し,それらのデータを蓄積することにより傾斜の地震時安定評価手法の精度向上がなされるものと考える。

概要 (英文)

AS A SERIES OF RESEARCH ON A SEISMIC STABILITY OF A LARGE SCALE SLOPE SURROUNDING THE NUCLEAR POWER PLANT,THE NUMERICAL SIMULATION IS CODUCTED IN ORDER TO ASCERTAIN THE APPLICABILITIES OF THE CONVENSIONAL CIRCULAR ARC SLIP METHOD AND 2-DIMENSION NON-LINEAR F.E.ANALYSIS. THE DISCUSSION THE THESE SLOPE STABILITY METHOD ARE DONE AND FOLLOWINGS CLARIFIED(1)THE RESULTS OF NUMERICAL SIMULATION BY STATIC ANALYSIS CONCERNING THE MECHANICAL PROPERTIES OF MATERIAL AND THE FAILURE MODE ARE QUALITATIVELY CORRESPONDED WITH THE BEHAVIOUR OF MODEL TEST. (2)COMPARED THE CIRCULAR ARC SLIP METHOD WITH F.E.ANALYSIS,THE FORMER GIVES SEVERE EVALUATION FROM THE POINTS OF SAFETY OF SAFETY FACTOR.

報告書年度

1982

発行年月

1982/09/01

報告者

担当氏名所属

伊藤 洋

土木技術研究所地盤耐震部地盤基礎研究室

渡辺 啓行

土木技術研究所地盤耐震部耐震研究室

キーワード

和文英文
模型斜面 SLOPE OF MODEL
傾斜破壊実験 INCLINATION FAILURE TEST
数値シミュレーション NUMERICAL SIMULATION
非線形解析 NON-LINEAR ANALYSIS
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