電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

382026

タイトル(和文)

ボアホールテレビジョン装置による岩盤ゆるみ現象に関する検討-俣野川発電所地下空洞掘削に伴う観測結果-

タイトル(英文)

OBSERVATIONS OF THE RELAXATION OF THE ROCK MASSES WITH THE PROGRESS OF EXCAVATION OF THE MATANOGAWA UNDERGROUND POWER HOUSE BY THE BOREHOLE TELEVISION SYSTEM

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

花こう岩地域の大規模地下空洞掘削に伴うゆるみ現象を解明する目的で,ボアホールテレビジョン装置を用いて,ボーリング孔壁の観察を行った。その結果,空洞掘削に伴って,空洞の長軸方向に平行な展張割れ目が発生している。この展張割れ目の方向から引張り変位の方向を推定すると,引張り変位の方向は,空洞の長軸方向に直交し,ほぼ水平である。また,引張り変位の方向は,空洞掘削に伴って局所的に変化している。この結果は,大規模地下空洞掘削に伴って発生するゆるみ現象の解明に有用であり,かつ地下空洞壁面の補強工に関する検討資料となる。

概要 (英文)

OBSERVATIONS OF THE ROCK MASSES ACCOMPANIED WITH EXCAVATION OF THE MATANOGAWA UNDERGROUND POWER HOUSE ARE CARRIED OUT BY USING THE BOREHOLE TELEVISION SYSTEM. OPEN MICROCRACKS WHICH HAVEA WIDTH OF LESS THAN 1.22 MM AND ARE ORIENTATED PARALLEL TO THE LONG AXIS OF THE EXCAVATION APPEAR WITH EXCAVATING. THESE MICROCRACKS SHOULD BE EXTENSION FRACTURES. THE TOTAL APERTURE OF OPEN MICROCRACKS IS INCREASING WITH PROGRESSIVE EXCAVATING,AND IS NOT ATTRIBUTED TO FURTHER OPENING OF THE MICROCRACKS, BUT TO OPEN MICROCRACKS GENERATED NEWLY. IT IS ASSUMED FROM ORIENTATION OF THE MICROCRACKS THAT THE DIRECTION OF EXTENSION DISPLACEMENT CHANGES IN EACH STAGE OF EXCAVATING.

報告書年度

1982

発行年月

1982/10/01

報告者

担当氏名所属

金折 裕司

土木技術研究所地質部地盤地質研究室

本島 勲

土木技術研究所地質部地盤地質研究室

キーワード

和文英文
地下発電所 UNDERGROUND POWER HOUSE
岩盤ゆるみ STRESS RELAXATION
ボアホールテレビジョン BOREHOLE TELEVISION SYSTEM
応力場 STRESS FIELD
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry