電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

383038

タイトル(和文)

鉄筋コンクリート柱部材の耐震性能に及ぼす載荷速度の影響

タイトル(英文)

EXPERIMENTAL STUDY ON SEISMIC PERFORMANCE OFREINFORCED CONCRETE COLUMN COMPONENT AS AFFECTED BY LOADING VELOCITY

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

鉄筋コンクリート構造物の地震時動的荷重に対する破壊機構を明らかとすることを目的として,曲げ破壊型の鉄筋コンクリート柱部材について,変位振幅および繰返し回数が同一で載荷速度を0.2,10,20cm/secと変化させた動的載荷実験を行い,載荷速度が耐力,復元力特性,破壊モード等に与える影響を検討した。これらの主な結果は以下の通りである。1.変形特性柱下端部を軸とした回転によって生ずる水平変位は変位振幅が大きくなるとともに増大し,終局時には全水平変位の約80%に達する。これらは各速度に共通した傾向であった。2.復元力特性荷重と変位のヒステリシスループの形状は変位振幅の増大とともに逆S字形から紡錘形に移行する傾向にあった。また,降伏荷重および耐力については載荷速度の影響は明瞭でなかった。

概要 (英文)

IN THIS STUDY,REINFORCED CONCRETE SPECIMENS,WHICH HAVE SIMILAR SECTIONAL CHARACTERISTICS TO ORDINARY REINFORSED CONCRETECOLUMN COMPONENTS OF A BENDING YIELD TYPE,WERE TESTED UNDER DYNAMIC LOADING IN WHICH THE LOAD WAS APPLIED AT THE TOP OF THE SPECIMEN AND THE VELOCITIES OF LOADING WERE VARIED AT 0.2CM/SEC,10CM/SEC,AND 20CM/SEC,WERE CARRIED OUT. THE MAIN RESULTS ARE AS FOLLOWS; (1)THE INFUENCE OFTHE LONGITUDINAL BARS FROM COLUMN BASE ON THE LATERAL DISPLACEMENT OF SPECIMENS UNDER DYNAMIC LOAD REVERSALS,IN ANY LOADING VELOCITY,IS EXTREMELY GREAT. (2)HYSTERESIS CURVES OBTAINED FROM THE LOW VELOCITY OF LOADING TEST HAVE A TENDENCY OF A REVERSED-S SHAPE,WHILE THOSE OBTAINED FROM THE HIGH VELOCITY OF LOADING TEST HAVE A SPINDLE SHAPE. (3)ALL THE SPECIMENS SHOWED THE SAME FAILURE MODES,AND THE EFFECTS OF A LOADING VELOCITY ON THEIR YIELDING STRENGTH AND MAXIMUM STRENGTH WERE CONSIDERED TOBE SMALL IN THIS EXPERIMENT.

報告書年度

1983

発行年月

1984/03/01

報告者

担当氏名所属

加藤 治

土木研究所耐震構造部材料構造研究室

遠藤 孝夫

土木研究所耐震構造部原子力構造研究室

青柳 征夫

土木研究所耐震構造部材料構造研究室

キーワード

和文英文
鉄筋コンクリート柱 RC COLUMN COMPONENT
耐震性能 SEISMIC PERFORMANCE
載荷速度 LOADING VELOCITY
動的応答 DYNAMIC RESPONSE
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