電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

384042

タイトル(和文)

動的繰返しせん断試験による岩盤の動的力学特性-軽石凝灰岩の場合-

タイトル(英文)

DYNAMIC PROPERTIES OF ROCK FOUNDATION UNDER CYCLIC LOADING -IN CASE OF PUMICE-TUFF-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

重要構造物の地震時安定線検討に必要な動的物性値を求めるに際して、比較的軟質で節理のない場合は、コアー等を用いて室内振動三軸試験を行ってきたが、本来、自然の岩盤には、節理、亀裂等が介在し、それらの影響が強度等に大きく作用する。そこで、原位置動的繰返しせん断試験装置を作成し、繰返し荷重下による岩盤の力学特性を把握することにした。そして、原位置の静てきロックせん断強度などと比較検討した。その結果、繰返し荷重下によるせん断強度は、静的強度より多少小さいことがわかった。今後、これらの成果は、構造物の耐震設計に必要な物性値として適用されるであろう。

概要 (英文)

FOR THE STUDY OF THE STABILITY RELATED TO ASEISMATIC DESIGN OF IMPORTANT STRUCTURE SUCH AS NUCLEAR POWER STATION,ITIS NECESSARY TO OBTAIN DYNAMIC PROPERTIES OF ROCK FOUNDATION.IN THE PAST,DYNAMIC PROPERTIES WERE ABTAINED BY DYNAMIC TRIAXIAL TEST WITH BORING CORE SAMPLES IN CASE OF WEAK AND NO-JOINTS ROCK FOUNDATION. BUT,IN CASE OF NUTURAL ROCK FOUNDATION,IT IS VERY DIFFICULT TO OBTAIN DYNAMIC PROPERTIES BY CORE TEST BECAUSE OF MANY CRACKS OR JOINTS. THE AUTHORS,THEREFORE,HAVE NEWLY DEVELOPED A IN-SUTU DYNAMIC SHEAR LOADING APARATUS. VARIOUS DYNAMIC DEFORMATION CHARACTERISTIC OF ROCK FOUNDATION COULD BE ABTAINED BY THIS APARATUS. THE RESULT OBTAINED ON PUMICE-TUFF FOUNDATIONARE AS FOLLOWS; SHEAR STRENGTH UNDER CYCLIC SHEAR LOADING IS SMALLER THAN STALIC SHEAR STRENGTH A LITTLE. IN THE FUTURE,THESE RESULTS MENTIONED ABOVE WILL BE USEFUL IN THE ASEISMATIC DESIGN OF STRUCTURE.

報告書年度

1984

発行年月

1985/07/01

報告者

担当氏名所属

藤原 義一

土木研究所立地部地盤構造研究室

日比野 敏

土木研究所立地部地盤構造研究室

金川 忠

土木研究所立地部地盤構造研究室

中川 加明一郎

土木研究所立地部地盤構造研究室

石田 毅

土木研究所立地部地盤構造研究室

新 孝一

土木研究所立地部地盤構造研究室

駒田 広也

土木研究所立地部土質基礎研究室

キーワード

和文英文
原子力発電 NUCLEAR POWER
動的物性 DYNAMIC PROPERTY
繰返し荷重 CYCLIC SHEAR LOADING
せん断試験 SHEAR TEST
せん断抵抗 SHEAR STRENGTH
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