電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

385010

タイトル(和文)

免震構造に関する調査

タイトル(英文)

LITERATURE SURVEY ON SEISMIC ISOLATION SYSTEMS

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

従来の耐震設計が構造物の耐力を高めて地震に対する安全性を確保するという設計思想であるのに比べて,免震設計は入力地震動の構造物あるいは機器系への影響を低減して安全性を確保するという設計思想である。従って,免震機構及び使用材料の信頼性などを十分に解明するとともに,さらにその設計思想を明確にする必要がある。本調査報告は国の内外で研究あるいは実用化されている免震構造について,国内91編,国外46編の計137編の文献調査を行い,既存の免震方式およびそれらを実現するための免震材料を分類・整理して各々の長所・短所を明確にしたのち,現状での免震構造に関する適用例・解析例を踏まえて,免震構造を実用化するために必要となる問題点の指摘と今後の研究課題を抽出しとりまとめたものである。

概要 (英文)

THE PRESENT REPORT SUMMARIZES THE RESULTS OFCOLLECTING AND FILING LITERATURES ON THE DEVELOPED SEISMIC ISOLATION DEVICES. SEISMIC ISOLATION CONCEPT HAS BECOME MORE AND MORE IMPORTANT INJAPAN IN CONNECTION WITH THE COST REDUCTION AND STANDARDIZATION OF STRUCTURES SUCH AS NUCLEAR POWER PLANTS, AND A VARIETY OF SEISMIC ISOLATION DEVICES HAVE ALREADY BEEN STUDIED AND DEVELOPED. BECAUSE THE SEISMIC RESPONSE OF UPPER STRUCTURES COULD BE GREATLY REDUCED BY EMPLOYING THE SEISMIC ISOLATION DEVICES. IN THIS REPORT SEISMIC ISOLATION DEVICES AREGROUPED INTO SEVERAL TYPES, AND THEIR ADVANTAGES AND DISADVATAGES ARE COMPARED. IN ADDITION, SOME APPLICATIONS OF SEISMIC ISOLATION DEVICES TO THE REAL STRUCTURES ARE DEMONSTRATED. ALSO IMPORTANT RESEARCH ITEMS ON THE SEISMIC ISOLATION DEVICES WHICH SHOULD BE STUDIED IN THE NEAR FUTURE ARE POINTED OUT BASED ON THE PRESENT STUDY.

報告書年度

1985

発行年月

1985/12/01

報告者

担当氏名所属

松田 泰治

土木研究所耐震構造部原子力構造研究室

青柳 栄

土木研究所耐震構造部原子力構造研究室

塩見 哲

土木研究所耐震構造部原子力構造研究室

キーワード

和文英文
免震 SEISMIC ISOLATION
積層ゴム LAMINATED ELASTMER
ダンパー DAMPER
すべり板 FRICTION PLATE
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