電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

385050

タイトル(和文)

砂漣の形状特性と消滅限界

タイトル(英文)

SAND RIPPLES GENERATED BY PROTOTYPE WAVES INA LARGE WAVE FLUME.

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

漂砂現象や海底摩擦に強い影響を及ぼす砂漣の効果を漂砂量や底面摩擦力の算定式に取り入れるためには,砂漣の形状特性と波との関係を明らかにする必要がある。そこで,大型造波水路を用いて実規模に近い波浪条件の下で形成された砂漣と波浪データより砂漣の大きさと波による外力との関係を明らかにした。その結果,既往の実験条件より広い範囲のデータが取得され,1)外力が大きくなると,既往の小スケールの結果と異なり,砂漣の相対長さが大きくなること,2)砂漣が消滅するためには小スケールの実験結果より大きなせん断応力が必要であることが明らかになり3)砂漣の大きさの算定式を提案した。本研究成果は,岸沖漂砂や底面摩擦による波浪減衰等の波による海底近傍のミクロな現象に対する有用な基礎資料になるものと考えられる。

概要 (英文)

THIS PAPER DESCRIBES THE CHARACTERISTICS OF SAND RIPPLE PRODUCED BY WAVES GENERATED UNDER CONTROLLED CONDITIONS IN A PROTOTYPE WAVE FLUME. EXPERIMENTS WERE CONDUCTED IN A LARGE WAVE FLUME (205M LONG,3.4 M WIDE AND 6.0 M DEEP)UNDER VARIOUS WAVE CONDITIONS RANDING FROM 0.25 M TO 1.76 M IN HEIGHT AND 3.0 S TO 12.0 S IN PERIOD USING SANDS WITH MEDIAN DIAMETERS OF 0.47 MM AND 0.27 M RIPPLE GEOMETRY AND WAVE PROFILE WERE MEASURED AND RELIABLE DATA WERE OBTAINED IN WIDER RANGES OF REYNOLDS NUMBER OR SHIELDS NUMBER THAN THOSE OBTAINED IN PREVIOUSLY REPORTED EXPERIMENTS. SEREVAL EMPIRICALLY BASED RELATIONSHIPS BETWEEN RIPPLE GEOMETRY AND NON-DIMEN-SIONAL PARAMETERS ARE DISCUSSED. EMPIRICAL FORMULAE ARE OBTAINED TO ESTIMATE THE RIPPLE WAVELENGH FOR BOTH LOW AND HIGH REYNOLDS NUMBER REGIONS. THE CONDITION OBTAINED FOR THE DISAPPEARANCE OF RIPPLES IS COMPARED WITH PREVIOUSLY OBTAINED CRITERIA.

報告書年度

1986

発行年月

1986/09/01

報告者

担当氏名所属

榊山 勉

土木研究所環境部構造水理研究室

清水 隆夫

土木研究所環境部水域環境研究室

斉藤 昭三

土木研究所環境部構造水理研究室

鹿島 遼一

土木研究所環境部

丸山 康樹

土木研究所環境部水域環境研究室

キーワード

和文英文
砂漣 RIPPLE
WAVE
水理実験 HYDROULIC EXOPERIMENT
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