電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

479004

タイトル(和文)

温排水拡散域における植物プランクトン分布予測

タイトル(英文)


概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

発電所から放出される温排水が,海域の植物プランクトンの分布量をいかに規定するかを,数理モデルを用いて予測した。その結果放水流量が25立方m/secの場合,たとえ冷却水路通過時に植物プランクトンが100%減少したにしろ,放水口より1km先の所では植物プランクトン量が環境水中の植物プランクトン密度の90%以上となっていることが示され,冷却水路通過時の植物プランクトン量の減少は,放水口近傍での植物プランクトン量を減少させるにすぎないことが明らかとなった。また,こうした放水口近傍での植物プランクトン分布量を規定する最大の要因は,植物プランクトンが下層から巻込まれ連行されることにあり,生物学的要因である増殖効果にはほとんど影響を受けないことを明らかにした。しかしながらまだ問題点も多く,特に下層水連行の機構については連行量を過大に評価している可能性もあり,今後尚検討が必要である。

概要 (英文)


報告書年度

1979

発行年月

1979/10/01

報告者

担当氏名所属

米川 和彦

生物環境技術研究所水域生物部海生生物研究室

下茂 繁

生物環境技術研究所水域生物部

キーワード

和文英文
植物プランクトン *
温排水
プランクトン拡散モデル
プランクトン分布
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry