電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

484007

タイトル(和文)

石炭灰吸入による実験動物の生体反応-ゴールデンハムスターの肺表面活性-

タイトル(英文)

RESPONSE OF SMALL LABORATORY ANIMALS BY COALFLY ASH INHALATION -EFFECTS OF INHALED COAL FLY ASH ON PULMONARY SURFACTANT OF GOLDEN HAMSTERS-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

石炭燃焼に伴い発生する石炭肺の動物影響についてはinvitroの変異原性に関する報告が幾つかみられるものの,動物吸入実験はきわめて少ない。本研究はゴールデンハムスターを用いて石炭灰吸入による実験動物の肺表面活性に与える影響を明らかにする目的で行なったものである。用いた粉体はJIS第10種で暴露濃度を5mg立方mとし,1日当り10時間の暴露を3週間続けて行なった。暴露群,対照群から肺抽出液を取り出し,そのstabililyindexを測定したところ暴露群の値は対照群よりも低く,最高値の低下と最低値の上昇がみられた。しかし,肺胞から取り出した気泡の安定度により肺表面活性を調べた結果からは,両群の差は明らかとはならなかった。

概要 (英文)

PROPERTIES OF LUNG SURFACTANT OF GOLDENHAMSTERS EXPOSED TO FLY ASH,5MG CUBIC PER METER,10 HOURS/DAY,7DAYS/WEEK FOR 3 WEEKS WERE EXAMINED.EXPOSED GROUP SHOWED LOWER MAXIMUM VALUE OF SUFACE TENSION THAN SHAM-EXPOSED GROUP AND MINIMUM IN EXPOSED GROUP WAS HIGHER THAN SHAM-EXPOSED GROUP.SO STABILITY INDEX FROM THE SURFACE TENSION OF LUNG EXTRACTS IN EXPOSED GROUP WAS LOWER THAN IN SHAM-EXPOSED GROUP.ITS DIFFERENCE WAS SMALL BUT STATISTICALLY SIGNIFICANT.BUBBLE STABILITY RATIO INEXPOSED GROUP TENDED TO BE LOWER THAN IN SHAM-EXPOSED GROUP.

報告書年度

1984

発行年月

1984/06/01

報告者

担当氏名所属

上平 末男

生物研究所緑地部動植物研究室

根岸 正

生物研究所緑地部動植物研究室

永富 靖

生物研究所緑地部動植物研究室

志賀 陽一

生物研究所緑地部

キーワード

和文英文
石炭灰 ASH
吸入 INHALATION
ゴールデンハムスター ANIMAL
肺表面活性 SURFACTANT
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