電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

485029

タイトル(和文)

三浦半島小田和湾におけるアカモクの生長と成熟

タイトル(英文)

GROWTH AND MATURATION OF SARGASSUM HORNERI IN ODAWA BAY,MIURA PENINSULA,KANAGAWA PREFECTURE

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

褐藻ホンダワラ類のアカモクは,日本全土沿岸に広く分布する種類である。ガラモ場と称されているホンダワラ類群落の衰退,荒廃が報ぜられると,藻場造成の見通しを得るための研究にアカモクが中心的に取り上げられてきた。そこで本研究は,三浦半島西岸の小田和湾の岩礁域で群落を形成しているアカモク藻体の季節的消長,特に,生長に伴なう量的変化と成熟時期を明らかにすることを目的として行なった。1.小田和湾の湾奥部において,アカモクが全長および重量で年間最大となるのは12月から1月であった。2.成熟時期は,藻体が年間最大に達する12月から,藻体の大部分が枯死する4月まで続いていたが,放卵の盛期は1月から3月までであると考えられた。3.藻体の基部が越年せず,1年に一度の繁殖期があり,出現期間が長く,初期生長速度があまり速くないことから,真1年生海藻の基準に合致した。

概要 (英文)

BROWN ALGA SARGASSUM HORNERI (TURNER)C.AGARDH IS ONE OF THE MOST COMMON SPECIES AROUND JAPAN. S. HORNERI HAS BEEN STUDIED IN ORDER TO OBTAIN THE POSSIBILITY OF ARTIFICIAL SARGASSUM-BEDS FORMATION FROM VARIOUS POINTS OF VIEW. INVESTIGATIONS ON THE GROWTH ANDMATURATION,ESPECIALLY SEASONAL CHANGE,OF S. HORNERI PLANTS WERE CARRIED OUT DURING JANUARY 1983 TO DECEMBER 1983 AT ODAWA BAY,MIURA PENINSULA,CENTRAL JAPAN. (1)THE MAXIMUM VALUES IN PLANT LENGTH AND WEIGHT WERE OBSERVED DURING DECEMBER TO JANUARY. (2)MATURATION PERIOD WERE OBSERVED DURING DECEMBER TO APRIL. (3)S. HORNERI WAS IN AGREEMENT WITH CATEGORY OF ANNUAL ALGAE.

報告書年度

1985

発行年月

1986/06/01

報告者

担当氏名所属

寺脇 利信

生物研究所水域部水生植物研究室

キーワード

和文英文
アカモク SARGASSUM HORNERI
ガラモ場 SARGASSUM BED
生長 GROUTH
成熟 MATURATION
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