電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

581014

タイトル(和文)

国際石油市場とメジャーズの収益性の動向-1960年代を中心に-

タイトル(英文)

INTERNATIONAL OIL MARKET AND TREND OF MAJORS EARNINGS,MAINLY IN THE 1960S.

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本報告書は,1960年代の国際石油市場のパフォーマンスとメジャーの収益性の分析を主な内容とし,さらに1973年石油危機と,その後の石油情勢について述べている。1960年代の国際石油市場は,東半球における中東石油の大量販売によって,大きく成長した。中東石油の販路拡大は,急速であったが,計画的に行なわれ,他方その間,西半球への流入が制限された。このことはメジャーの収益性に反映され,その東半球での利益は,低目ながら安定的に確保され,他方,西半球の利益は比較的高い水準に保たれた。メジャーズの収益性は1973年以後,水準は高まったが同時に不安定になっている。今日,メジャーの市場調整力は低下し,国際石油市場は不安定であり,市場の不安定性への対応は,メジャーや産油国の1980年における主な関心事である。

概要 (英文)

THIS PAPER AIMS AT GRASPING THE PERFORMANCE OF THE INTERNATIONAL OIL MARKET IN THE 1960 S AND TREND OF MAJORS EARNINGS. THE INTERNATIONAL OIL MARKET IN THE 1960 S EXPANDED REMARKABLY DUETO MAJORS MASSIVE SALE OF MIDDLE EAST OIL IN THE EASTERN HEMISPHERE. IN THE MEANTIME,MIDDLE EAST OIL FLOW TO THE WESTERN HEMISPHERE WAS RESTRICTED. THIS WAS REFLECTED IN MAJORS EARNINGS FROM OPERATIONS.THEIR EARNINGS FROM EASTERN HEMISPHERE WERE CONSTANTLY SECURED DUE TO THEIR CONTROL ON OIL SUPPLY,WHILE PROFITS FROM WESTERN HEMISPHERE WERE MAINTAINEDAT A HIGHER LEVEL. AFTER 1973 OIL CRISIS,MAJORS EARNINGS BECAME HIGHER BUT UNSTABLE.TODAY,MARKET CONTROL FUNCTION BY MAJORS ARE LOST,AND INTERNATIONAL OIL MARKET HAS BECOME UNSTABLE.THE RESPONSE TO THESE DIFFICULTIES IS A PRIMARY CONCERN TO THE MAJORS AND OIL PRODUCING COUNTRIES INTHE 1980 S.

報告書年度

1981

発行年月

1982/03/01

報告者

担当氏名所属

廿日出 芳郎

経済研究所電力経済部燃料経済研究室

キーワード

和文英文
国際石油市場 INTERNATIONL OIL MARKET
メジャ-ズ MAJORS
中東石油 MIDDLE EAST OIL
エクソン EXXON
’73年石油危機 OIL CRISIS
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