電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

研究報告:73011

タイトル(和文)

沿岸海域における温排水拡散予測手法の適合性に関する研究

タイトル(英文)


概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

温排水の拡散機構の研究に関しては、これまで温度密度流に関する基礎的な理論研究、基礎的な水理実験、現地観測の各面から多角的に検討し、これらの基礎研究1),2)で得られた知見を効果的に適用して、数理モデルによるシミュレーション解析手法3)~6)の展開をはかり、温排水の拡散範囲を予測するいくつかの方法を提案してきている。これらの解析手法を適用して拡散予測計算を実施した火力、原子力発電所地点はおよそ50ヶ地点に及んでいる。一方、これまでに開発した解析手法の妥当性の確認と解の信頼性の向上のために温排水拡散範囲に関する予測解析結果と実測結果との比較検討がぜひとも必要であると考えられる。このため電力各社の協力をあおぎ、数多くの運転中の発電所について気象・海象条件との関連のもとに、系統的・組織的な温排水拡散実測調査を実施し、その結果を解析して温排水拡散の実態を把握することにも、つとめてきた。本報告書においては、現在運転中の発電所のなかで実測データの比較的整備されているものについて、立地条件(外海、内海、湾の別)および対象海域の拡散特性に応じた代表的な5ヶ所の地点を選び、対象海域における現地海象観測の調査資料をもとにして温排水拡散現象の数値シミュレーション解析を行ない、温排水拡散範囲の予測結果と実測結果とを比較して予測解析手法の適合性を検討したものである。

概要 (英文)


報告書年度

1973

発行年月

1974/03

報告者

担当氏名所属

和田 明

技術第二研究所水理部環境水理研究室

片野 尚明

技術第二研究所水理部環境水理研究室

角湯 正剛

技術第二研究所水理部環境水理研究室

荒木 洋

技術第二研究所水理部環境水理研究室

キーワード

和文英文
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