電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

H14007

タイトル(和文)

新型落雷位置標定システム(新型LLS)開発のための基礎検討(1)-位置標定誤差の要因分析-

タイトル(英文)

Study on development of advanced LLS (1)- Factors of location errors of LLS -

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

現在各電力会社では落雷位置標定システム(LLS:Lightning Location System)が運用されているが、より一層の効果的な雷害対策のため、新型落雷位置標定システムの開発が望まれている。具体的には、送配電線のメンテナンスの省力化のために、位置標定誤差が数十mで、電荷量の推定が可能なシステムが必要である。また、耐雷設計の地域別のコストダウンのためには電流値や電流峻度も誤差が少なく推定可能であるシステムが必要である。
本報告では新型LLS開発のために、第一報として位置標定誤差が数十mの落雷位置標定システムが構築可能である事を示していく。そのため、位置標定誤差の要因に関して解析を行った。結果として、大地導電率の影響が大きいことが示され、その影響が数値電磁界解析で定量的に解析された。また、センサ間隔50kmのネットワークであれば位置標定誤差が数十mのシステムが構築可能であることを示された。

概要 (英文)

Lightning location systems (LLS) are now under operation at each electric power company. However, advanced LLS, which can estimate charge amounts and locate striking points in several tens of meter accuracy, is required for ease of maintenance and inspection of transmission and distribution lines. Moreover, estimation of current steepness and peak current amplitude in high accuracy are required for further reasonable design of lightning protection. For the development of the advanced LLS, feasibility of the LLS having location error of several tens of meters was studied in this report. Factors of errors of arrival times were analyzed to survey contributions to the location error. Effect of ground conductivity has significant influence on location accuracy was shown and quantitatively analyzed. Considering the influence, LLS of 50 km baseline has such accuracy, was proved.

報告書年度

2014

発行年月

2015/04

報告者

担当氏名所属

齋藤 幹久

電力技術研究所 雷・電磁環境領域

三木 貫

電力技術研究所 雷・電磁環境領域

三木 恵

電力技術研究所 雷・電磁環境領域

キーワード

和文英文
Lightning
落雷位置標定システム(LLS) Lightning location system
雷放電の電磁界パルス(LEMP) Lightning electromagnetic impulse
位置標定誤差 Location error
数値電磁界解析 Numerical electromagnetic analysis
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