電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

M08009

タイトル(和文)

2050年における電気事業からのCO2排出削減に関する一考察

タイトル(英文)

Study on the reduction of carbon dioxide emission from the electric power industries on 2050

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

わが国の火力発電設備、原子力発電設備の現状を精査し、前者の寿命を45年、後者の寿命を60年として、2030年までは、総合エネルギー調査会の長期エネルギー需給見通しの「努力継続ケース(中位推定)」に従い、2030~2050年は国民1人当りの電力消費率が安定化するシナリオ「努力継続安定化シナリオ」、単調に増加する「努力継続増加シナリオ」について、CO2排出量が2050年度に1990年度比の1/2となるシナリオを提案した。努力継続安定化シナリオでは、バイオマス混焼率を増加させることで可能であるが、努力継続増加シナリオでは一部CO2回収・貯留が必要となる。

概要 (英文)

On the basis of the minute survey about the existing status of Japanese fossil fuel power generation stations and Nuclear power generation stations and using the intermediate presumption "Continuous Effort Case" of the long-term energy supply and demand presumption by the Resource Energy Investigate Committee, two scenarios will be proposed. One is the electricity consumption per capita after 2030 will be stabilizing, "Continuous Effort and Stabilizing Scenario", the other is that will be increasing plainly "Continuous Effort and Increasing Scenario" to be able to reduce CO2 emission on 2050 half from that of 1990. The former scenario can achieve the half emission of CO2 to increase biomass co-firing ratio, on the other hand the latter scenario will require CCS partially.

報告書年度

2008

発行年月

2009/03

報告者

担当氏名所属

森塚 秀人

エネルギー技術研究所

キーワード

和文英文
地球温暖化 global warming
火力発電 thermal power generation
化石エネルギー fossil energy
バイオマス biomass
CO2回収・貯留 CO2 Capture Storage
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