電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

M10022

タイトル(和文)

バイオマス炭化ガス化技術の開発-燃料中水分がガス化性能およびタール生成特性に及ぼす影響-

タイトル(英文)

The Development of Biomass Carbonizing Gasification Technology - The Effects of Moisture in Biomass on Gasification Performances and Tar Formation Characteristics -

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

小規模でも高効率なバイオマスガス化発電が求められている。しかしながら、一般にバイオマス原料は多量の水分が含まれることが多く、蒸発潜熱がエネルギーロスを生じることから、熱効率の低下を招く。しかしながら、一方、適度な水分はガス化剤として作用し、ガス化効率の向上に寄与することが知られている。そのため、乾燥プロセスを含めたバイオマス発電システムの高効率化をはかるためには、水分がガス化性能およびタール生成特性へ与える影響を考慮した上で、水分量の許容値を明らかにすることが必要である。本報告では、当研究所に設置した処理量5トン/日規模のバイオマス炭化ガス化炉を用い、炭化機へ水を添加することによりバイオマス中の含水量を変化させ、ガス化試験を実施した結果について述べる。

概要 (英文)

The biomass gasification power generation is favored due to the high thermal efficiency. However, most of raw biomass has much moisture and heat loss due to its evaporation before gasification is considerable. In order to increase the thermal efficiency of the power generating system, some pre-treatments of biomass are required. On the other hand, it is known that moderate moisture acts as a gasifying agent and contributes to advancement of gasification efficiency. Therefore, it is necessary to clarify tolerance of the moisture content in consideration of the influence that moisture gives to the gasification performance and the tar formation characteristics for making of the biomass power system including the drying process highly effective. This paper shows the results of the gasification tests which have been conducted changing the moisture content in biomass by adding the water to the carbonizer.

報告書年度

2010

発行年月

2011/07

報告者

担当氏名所属

市川 和芳

エネルギー技術研究所 燃料高度利用領域

大高 円

エネルギー技術研究所 燃料高度利用領域

田中 毅

エネルギー技術研究所 燃料高度利用領域

庄司 哲也

エネルギー技術研究所 燃料高度利用領域

松井 哲郎

エネルギー技術研究所 燃料高度利用領域

キーワード

和文英文
バイオマス Biomass
ガス化 Gasification
炭化 Carobonization
水蒸気改質 Steam reforming
タール Tar
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