電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

R00004

タイトル(和文)

電力通信網における性能管理の必要性と課題

タイトル(英文)

Research Subjects related to Performance Management on Telecommunications for Electric Power Systems

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

今後、論理網の役割が、電力通信網においても増大することが考えられる。また、様々な新しいアプリケーションが電力通信網に導入される。このような通信網においては、その性能を管理することが重要になる。しかし、これまでのところ、電力通信網における性能管理をどのように行うかは示されていない。本報告では、性能管理でなすべきことを明らかにする。はじめに、将来の運用形態のシナリオを複数想定し、いずれのシナリオにおいてもサービスレベル合意が有効であることを示す。また、性能管理に関わる標準技術である管理オブジェクトと、一般通信網における性能管理に関する研究事例を整理する。以上のことから、電力通信網の性能管理のためには、サービスレベル合意の基準、パラメータ値の設定、サービス品質の評価と制御、およびそれらに関連する管理機能を運用者の視点から開発する手法が必要であることを示す。

概要 (英文)

Logical networks will take on importance in communication networks. In addition, new applications will be introduced into the networks due to deregulation or new types of power resources. It has not yet been revealed how to manage performance of the networks. In this paper, we make it clear what should be done for performance management. We describe operations of the networks, and show how Service Level Agreement (SLA)and managed objects for performance management are useful. TeleManagement Forum is defining standard SLA. Managed objects have been defined by ITU‐ T or IETF. We also describe state of the art performance management. Based on these surveys, we clarify what techniques are required to manage performance of the networks for electric power systems. The subjects are criteria for SLA, setting values on parameters, evaluations of QoS (Quality of Service), controls to maintain QoS, and function developments led by operators.

報告書年度

2000

発行年月

2001/03

報告者

担当氏名所属

大谷 哲夫

情報研究所

キーワード

和文英文
通信網運用管理システム Telecommunications Network Management
性能管理 Performance Management
サービス品質 Quality of Service
契約 Service Level Agreement
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