電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

R14015

タイトル(和文)

鳥類の観測調査を支援する撮影装置 -装置の要件と試作-

タイトル(英文)

Camera system to support bird monitoring research - Requirements, design and trial production -

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

変電所でのカラスの営巣調査、風力発電設備での鳥類の飛翔軌跡調査、発電所建設前の希少種確認調査など、電気事業では鳥類の観測業務が数多く存在している。現在これらの業務は、調査員が現地に赴き目視観測を実施しているが、予算や人員の関係で観測の場所や期間が限られている。このような観測業務に撮影装置を導入し、長時間に亘る撮影を行うことで、観測結果の信頼性向上が見込まれる。さらに、画像処理を導入し、鳥類が映っていない時間帯の詳細な目視確認を省略することで、確認作業の効率化が期待できる。鳥類の観測業務を支援する画像処理の開発に向け、まずは観測目的に適した撮影装置を準備する必要がある。本報告書では、電気事業での鳥類の観測業務を整理し、観測業務の支援に必要な撮影装置の構成を明らかにした。さらに、その撮影装置の一部を試作し、実際の観測業務に活用できることを示した。

概要 (英文)

Many observation researches for birds are required in the business of electric power industry. Those researches are conducted for preventing nests in electric substation, assessing bird collision impact in wind farms, and conserving endangered species from developments. Currently, these researches are carried out by visual observation, which often takes large cost and workload. By using camera and image processing, it may be possible to improve the productivity drastically. In order to realize such improvement, appropriate camera and related devices should be prepared. In this report, we classified bird researches in the business of electric power industry. Then, we clarified the configuration of appropriate camera system to support such observation researches. Finally, we constructed three camera systems based on the configuration to demonstrate their usefulness.

報告書年度

2014

発行年月

2015/07

報告者

担当氏名所属

伊藤 憲彦

システム技術研究所 情報数理領域

竹内 亨

環境科学研究所 生物環境領域

白井 正樹

環境科学研究所 生物環境領域

中島 慶人

システム技術研究所 情報数理領域

キーワード

和文英文
電気設備 Electric Power Facilities
鳥類 Birds
風力発電 Wind Power Generation
環境アセスメント Environment Impact Assessment
画像処理 Image Processing
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry