電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T00056

タイトル(和文)

有機金属化学蒸着法による304ステンレス鋼の耐食性向上技術の開発(その3) -PWR1次系環境中での耐食性および放射能蓄積性に及ぼす成膜温度の影響-

タイトル(英文)

Improvement of corrosion resistance of Type 304 stainless steel by metal organic chemical vapor deposition<Part3>-Effect of film formation temperature on corrosion resistance and radiation buildup-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

PWR1次系模擬環境中でのMOCVD皮膜の耐食性および放射能蓄積性に及ぼす皮膜の形態の影響を明らかとするため、ステンレス鋼表面に、成膜条件を変化させた各種酸化皮膜を形成させ、PWR1次系模擬環境中で浸漬試験を実施した。この結果、以下の結論を得た。1)試験片の重量変化は成膜温度が高いほど小さくなり、皮膜の結晶性が良くなるほど耐食性が向上することが分かった。2)成膜温度が高いほど60Co蓄積量が減少し、皮膜の結晶性が良くなるほど放射能の蓄積は抑制されることが分かった。

概要 (英文)

Composite oxide films were formed on stainless steels under several thermal conditions by MOCVD method and immersed in simulated PWR primary water to evaluate the effect of the film morphology on corrosion resistance and radiation buildup. The main results were as follows:1)The corrosion resistance of specimens were improved by increasing crystallinity of film.2)The radiation buildup of specimens were improved by increasing crystallinity of film.

報告書年度

2000

発行年月

2001/04

報告者

担当氏名所属

藤原 和俊

狛江研究所界面科学部

神戸 弘巳

狛江研究所界面科学部

キーワード

和文英文
表面改質 Surface Treatment
有機金属化学蒸着法 Metal-Organic Chemical Vapor Deposition
高温高圧水環境 High-Temperature Water
耐食性 Corrosion resistance
放射能蓄積 Radiation buildup
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