電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T17

タイトル(和文)

音響法による弁内部漏洩検査法の開発

タイトル(英文)

DETECTION OF INTERNAL VALVE LEAKAGE USING ACOUSTIC METHOD

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

発電プラントの安全運転,および稼働率向上にとって重要な弁は,定検時において,弁分解によりシート面漏洩のチェックが実施されている。当所では,定検作業の合理化と弁分解コストの低減に寄与するため,簡便な方法として,音響法による弁漏洩診断法を提案し,実用化のための開発研究を実施した。この結果,弁シート面を模擬した漏洩実験により,弁漏洩の音響特性を基礎的に明らかにし,また,実機の大型弁を対象に実証試験を実施し,音響法が弁漏洩の検出に有効であることを実証した。さらに実プラント弁のバックグラウンドノイズを把握するとともに,スペクトル分析により漏洩有無を判定する方法を提案し,音響法による弁漏洩検出の実用化の見通しを得た。

概要 (英文)

THE PURPOSE OF THIS STUDY IS TO ESTIMATE THEUSEFULNESS OF AN ACOUSTIC METHOD FOR DETECTING INTERNAL VALVE LEAKAGE AT POWER PLANTS. EXPERIMENTS HAVE BEEN CARRIED OUT ON THE ACOUSTIC CHARACTERISTICS OF NOISE CAUSED BY A SIMULATED LEAK FLOW. THE MECHANISM OF ACOUSTIC NOISE GENERATION BY THE FLOW,THE RELATIONSHIP BETWEEN THE ACOUSTIC INTENSITY AND THE LEAK FLOW VELOCITY,AND THE ACOUSTIC FREQUENCY SPECTRUM WERE CLARIFIED. THE ACOUSTIC METHOD WAS APPLIED TO VALVES ON SITE,AND THE BACKGROUND NOISES WERE MEASURED AT ABNORMAL PLANT CONDITIONS.WHEN THE BACKGROUND LEVEL IS HIGHER THAN THE ACOUSTIC SIGNAL,THE DIFFERENCE BETWEEN THE BACKGROUND NOISE FREQUENCY SPECTRUM AND THE ACOUSTIC SIGNAL SPECTRUM PROVIDES A VERY USEFUL METHOD FOR DETECTING LEAKS.

報告書年度

1990

発行年月

1990/10/01

報告者

担当氏名所属

熊谷 博道

狛江研究所FBR部革新炉研究室

キーワード

和文英文
VALVE
内部漏洩 INTERNAL LEAKAGE
音響法 ACOUSTIC METHOD
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