電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T36

タイトル(和文)

雷観測装置の開発と冬季雷特性の解明

タイトル(英文)

DEVELOPMENT OF MEASURING SYSTEM FOR LIGHTNING DISCHARGES AND CHARACTERISTICS OF WINTER LIGHTNING

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本総合報告は,雷観測装置の開発や,当所が15年間日本観測で実施してきた冬雷観測のうち主として雷電流特性と雷放電進展特性を総合的にとりまとめたもので,主な内容は以下のとおりである。1.オプトエレクトロニクス技術とディジタル技術を用いた新しい工学観測システムを開発した。2.冬季雷電流は次のような特徴があることを明らかにした。(1)正極性雷が46例,負極性雷が110例観測された。全体に占める正極性の割合は30%となり夏季雷の5%と比較して大きい。また,負から正に反転する雷は10例,正から負に反転する雷は1例観測された。(2)パルス状の雷は68例,持続性の雷は88例であり,特に継続時間が0.5秒を超える雷もあった。(3)雷電流波高値の最も大きなものでは,負極性180kAの記録が得られた。3.雷放電進展特性(1)上向きリーダの進展速度VLは,リーダの進展に伴い直線的に増加することを明らかにし

概要 (英文)

WINTER LIGHTNING HAS BEEN OBSERVED ON THE JAPAN SEA COAST SINCE 1978.THIS REPORT DESCRIBES THE DEVELOPMENT OF A SYSTEM FOR MEASURING WINTER LIGHTNING DISCHARGES,AND OBSERVATION RESULTS FOR LIGHTNING,AND DISCHARGE PROPAGATION. THE MAIN RESULTS ARE AS FOLLOWS:1.A NEWLY-DEVELOPED INSTRUMENT USING OPTO-ELECTRONICS CLEARLY SHOWS LIGHTNING DEVELOPMENT FEATURES.2.THE RATIO OF POSITIVE CURRENT TO NEGATIVE CURENT IS 46 TO 110,WHICH IS MUCH HIGHER THAT FOR SUMMER LIGHTNING(1 TO 19). 3.THE OCCURRENCE PROBABILITY OF PULE CURRENT IS ALMOST THE SAMEAS THAT OF LONG-DURATION CURRENT. 4.THE LARGEST PEAK CURRENT WAS-180 KA. 5.THE VELOCITY OF THE UPWARD (VL)IS PROPORTIONAL TO ITS LENGTH(XL).VL=K・XL (M/S) K:330 7300(1/S)6.THE VELOCITY OF THE FIRST STROKE IS (1.9 5.2) 10E7(M/S)AND THAT OF SUBSEQUENT STROKE IS (1.3 23) 10E7(M/S).

報告書年度

1994

発行年月

1994/08/01

報告者

担当氏名所属

三宅 久仁彦

狛江研究所塩原実験場

キーワード

和文英文
LIGHTNING
冬季雷 WINTER LITNING
雷放電 LIGHTNING DISCHARGE
雷電流 LIGHTNING CURRENT
雷観測 LIGHTNING OBSERVATION
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry