電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T86043

タイトル(和文)

共鳴表面効果を用いた改良燃料の予備的検討

タイトル(英文)

PRELIMINARY EVALUATION OF IMPROVEMENT LWR FUELS USING ONION EFFECT.

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

軽水炉で,燃料ペレット表面にプルトニウムが生成される性質(共鳴表面効果)を用いてプルトニウムの燃料棒内での生成を強化した改良燃料を考案し,その効果を予備的に検討した。ROLAIDSを用いて共鳴表面効果の計算を行い,ANISH-BURNを用いて燃料棒の特性の燃料度依存性を検討した。燃料ペレット中心に酸化マグネシウム等を入れる中実燃料の場合,熱外群のウラン238の吸収断面積は通常の燃料より6%程度増加し,燃料ペレットを円筒にした場合,18%程度増加した。これによる効果は予備的な解析ではあるが,燃焼度40GWD/T以降で現れ,60GWD/Tの燃焼度では中実燃料で0.5%ΔK/K,円筒ペレットで1.5%ΔK/K程度燃料棒の反応度が増加する。

概要 (英文)

SOME TYPES OF MODIFIED FUEL RODS WHICH USE THE ONION EFFECT OF PLUTONIUM AND PRODUCE MORE PLUTONIUM IN FUEL RODS THAN PRESENT TYPES HAVE BEEN DESIGNED. ONION EFFECT IS CALCULATED WITH ROLAIDS,AND MODIFIED FUEL BURN-UP EFFECT IS CALCULATED WITH ANISN-BURN PRELIMINARY. CENTRAL-SCATTER FUEL RODS WHICH CONTAIN NEUTRON SCATTER SUCHAS MGO IN CENTER OF FUEL PALLETS AND CYLINDRICAL FUEL RODS INCREASE EPI-THERMAL ASBORPTION CROSS SECTION OF U238 BY 6% AND 18%,RESPECTIVELY. THESE MODIFIED FUEL RODS INCREASE FUEL ROD REACTIVITY AFTER BURN-UP OF 40 GWD/T. AT 60 GWD/T CENTAL-SCATTER FUEL RODS AND CYLINDRICAL FUEL RODS INCREASE FUEL ROD REACTIVITY BY 0.5 % DELTA K/K 1.5% DELTA K/K RESPECTIVELY.

報告書年度

1986

発行年月

1987/02/01

報告者

担当氏名所属

松村 哲夫

狛江研究所原子力部安全管理研究室

キーワード

和文英文
軽水炉 LWR
改良燃料 IMPROVED FUEL
共鳴 RESONANCE
燃料有効利用 ONION EFFECT

URANIUM UTILIZATION
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