電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T86073

タイトル(和文)

地形影響を考慮した大気拡散予測手法の開発(その1)-地形を考慮した大気拡散モデルの調査-

タイトル(英文)

DEVELOPMENT OF AN ATMOSPHERIC DIFFUSION EVALUATION METHOD INCORPORATING TOPOGRAPHICAL EFECTS(1)-A LITERACTURE REVIEW OF ARMOSPHERIC DIFFUSION MODELS INCORPORATING TERRAIN EFFECTS-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

地形影響を考慮した大気拡散モデルについて文献レビューを行った。その結果,以下のことがわかった。(1)濃度分布に正規分布を仮定した流跡モデルが最も実用的である。このモデルで,煙軸は通常ポテンシャル流理論をもとに推定される。今後,野外実験や風洞実験によるモデルの検証が必要である。(2)マルコフ連鎖などにもとづくラグランジュ的粒子拡散モデルは,乱流拡散現象を最も詳細に表現できる。しかし,現在のところ,地形が存在する場合に適用した例はほとんどない。今後,地形影響が考慮できるモデルとして開発を進める必要がある。

概要 (英文)

ATMOSOHRIC DIFFUSION MODELS INCORPORATING TERRAIN EFFECTS HAVE BEEN REVIEWED. THIS LITERATURE REVIEW PROVIDES THE FOLLOWING FINDINGS: (1)THE GUAUSSIAN TRAJECTORY PLUME MODELS ARE THE MOST PRACTICAL FOR USE. IN THESE MODELS,EVALUATION OF PLUME TRAJECTORIES IS GENELLAY BASED ON POTENTIAL FLOW THEORY. IT IS NECESSARY TO EXAMINE THE ACCURACY OF THE MODEL PREDICTION THROUGH COMPARISON WITH FIELD AND WIND TUNNEL EXPERIMENTS. (2)THE MOST DETAILED NUMERICAL STUDIES OF TURBULENT DIFFUSION ARE PERFORMED BY THE LAGRANGIAN STATICAL-TRAJECTORY MODELS BASED ON THE MARKOV CHAIN RELATION ETC.. HOWEVER,TOPOGRAPHICAL CONDITIONS ARE INADEQUATELY TREATED BY EXISTING MODELS. THEREFORE,IMPROVEMENT OF THESE MODELS SHOULD BE THEREFORE MORE AGGRESSIVELY PURSUED.

報告書年度

1986

発行年月

1987/08/01

報告者

担当氏名所属

市川 陽一

狛江研究所発電プラント部環境研究室

西宮 昌

狛江研究所発電プラント部環境研究室

キーワード

和文英文
大気拡散 ATOMOSPHORIC DIFFUSION
数値モデル NUMERICAL MODEL
地形 COMPLEX TERRAIN
乱流 TURBLENT FLOW
気流 AIR FLOW
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry