電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T86084

タイトル(和文)

電気事業における溶融炭酸塩型燃料電池発電プラントの評価

タイトル(英文)

STUDY OF MCFC POWER PLANT ON POWER UTILITY

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本報告では将来の電気事業における溶融炭酸型燃料電池プラントの位置づけを明確にし,概念設計を通して発電プラントの導入の展望評価を行った。電気事業における位置づけとして石炭利用のベースロード用100kW級複合発電システム,LNG火力代替や老朽石油火力のリプレース用としてのより高効率なミドルロード用数10万kW級複合発電システム,LNGを燃料とし需要地に近接設置可能な数万kW級システムの3方式を考え,概念設計を行った。その結果,これら発電システムの機能,経済性の観点から見ても,溶融炭酸塩型発電プラントは火力代替電源として十分に導入可能であり,将来の電気事業における供給力の質的確保,発電コストの低減に寄与することを明らかにした。

概要 (英文)

THIS REPORT DECRIBES AN EVALUATION AND A PROSPECT OF MCFC PLANT THROUGH A CONCEPTUAL DESIGN,AND FOCUS ON HOW MCFC WOULD OCCUPY IN FUTURE POWER GENERATION MIX. SEVERAL APPLICATIONS OF MCFC ARE POSSIBLE. THREE APPLICATIONS ARE CHOSEN FOR THE CONSEPTUAL DESIGNS. THOSE ARE COAL-GASIFIED COMBINED CYCLE POWER STATION OF 1000 MW FOR BASE LOAD USE,MORE EFFICIENT SEVERAL HUNDERDS OF MW COAL-GASFIED COMBINED CYCLE POWER STATION REPLACING THE EXISTING LNG FIRED STATIONS AND OUT-DATED OIL FIRED STATIONS FOR MIDDLE LOAD USE, AND DISTRIBUTED POWER SOURECE OF LESS SEVERAL TENS MW OUTPUT TO BE USED FOR PEAK LOAD SHAVING.FROM THEIR PERFORMANCE AND ECONOMY,THE MCFC POWER STATIONS WOULD BE ABLE TO SUBSTITUTE EXISTING THERMAL POWER PLANTS,CONTRIBUTING GREATELY TOQUALITIVE,AS WELL AS QUANTITATIVE,ASSURANCE OF POWER SUPPLY AND TO DECREASE THE COST OF ELECTRICITY FOR ELECTRIC POWER UTILITIES IN THE FUTURE.

報告書年度

1986

発行年月

1987/09/01

報告者

担当氏名所属

堀内 長之

狛江研究所開発部新発電研究室

渡辺 隆夫

狛江研究所開発部新発電研究室

栗原 郁夫

狛江研究所開発部新発電研究室

神後 直樹

狛江研究所開発部新発電研究室

キーワード

和文英文
システム構成 SYSTEM CONFIGURATION
MCFC複合発電 MCFC COMBINED POWER PLANT
ガス分離装置 GAS SEPARATION APPRATUS
周辺機器 MACHINAKRIES IN AND AROUND THE SYSTEM
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