電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T87016

タイトル(和文)

炭素鋼配管の破断条件におよぼす各種因子の影響に関する検討-R6法による簡易解析-

タイトル(英文)

SIMPLIFIED ANALYSIS OF FRACTURE CRITERIA OF CARBON STEEL PIPING

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

軽水炉炭素鋼配管の健全性評価ならびに設計高度化に資するため,LBBに関する国の実証試験が実施されつつある。炭素鋼配管のLBB成立性を評価するためには,各種条件下における配管破断条件を適切に定めることが重要である。本報告は,炭素鋼配管の破断条件の推定に,英国CEGBで開発中の簡易評価手法(R6法)の適用を試み,破断条件に及ぼす各種因子の影響を検討したものである。その結果,配管径,初期き裂寸法,低靭性材料のいずれかの条件によっては破壊条件が正味応力概念(塑性破壊)から弾塑性破壊力学条件(J/Tクライテリオン)に移行する可能性のあることが推定された。

概要 (英文)

NATIONAL PROJECTS OF LBB (LEAK-BEFORE-BREAK)DEMONSTRATION TESTS ARE IN PROGRESS IN JAPAN FOR THE PURPOSE EVALUATION OF STRUCTURAL INTEGRITY IN CARBON STEEL PIPING AND DESIGN RATIONALIZATION OF PIPING SYSTEMS IN LIGHT WATER REACTORS. ESTABLISHMENT OF FRACTURE CRITERIA IN A CRACKED PIPE IS NECESSARY FOR LBB EVALUATIONS UNDER SEVERAL MATERIAL AND DESIGN CONDITIONS. THIS REPORT DESCRIBES THE EFFECTSOF PIPING CONDIRIONS ON FRACTURE CRITERIA BY USING R6,THE SIMPLIFIED ANALYSIS METHOD DEVELOPED IN CEGB OF UK. ANALYSIS RESULTS SHOW THE TENDENCY THAT LARGER DIAMETER,LARGER CRACK SIZE AND LOWER MATERIAL TOUGHNESSWILL SHIFT THE FRACTURE CRITERION FROM NET-SECTION COLLAPSE TO J-INTEGRAL(J/T) CRITERION.

報告書年度

1987

発行年月

1988/02/01

報告者

担当氏名所属

鹿島 光一

狛江研究所原子力部材料研究室

三浦 直樹

狛江研究所原子力部材料研究室

キーワード

和文英文
炭素鋼配管 CARBON STEEL PIPING
破壊力学 FRACTURE MECHANICS
破断前漏洩 LEAK-BEFORE-BREAK
簡易解析 SIMPLIFIED ANALYSIS
塑性破壊 PLASTIC COLLAPSE
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