電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T87035

タイトル(和文)

ライフル型被覆管による新型燃料の性能評価(その1)-出力急昇試験時の燃料挙動と予備解析-

タイトル(英文)

PERFORMANCE OF LWR FUEL WITH RIFELED CLADDING(1)

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

軽水炉燃料の高燃焼度化を可能とするためには燃料ペレットの温度を低く保つことが重要である。本報告はスエーデン国スタズヴィック研究所で開発された改良燃料であるライフル燃料について,(1)性能改良のもととなる機構の実験結果(恩地効果)をもとにした検討,(2)燃料挙動解析コードを用いた解析による通常燃料との性能比較と改良効果の評価,を行った。ライフル燃料では被覆管の内面形状が正40角形であり,この約深さ15μmの直線的な溝が軸方向のガス流動を容易にさせる特徴を持っている。その結果ライフル燃料では出力急昇試験時に燃料ペレットから放出されたFPガスが製造時に封入したヘリウムと短時間に混合し,燃料温度の上昇が抑制されることがわかった。

概要 (英文)

THE LWR FUEL WITH RIFLED CLADDING,DEVELOPED BY STUDSVIK NUCLEAR IN SWEDEN,IS ONE OF REMEDIES FOR HIGH BURNUP OPERATION. IT KEEPS AXIAL PASSAGE BETWEEN PELLET CLADDING GOOD SHAPE SO THAT AXIAL GAS FLOW AND DIFFUSION ARE EASILY INVOKED. THE EXPERIMENTS OF THERIFLED CLADDING FUEL,ESPECIALLY THE HIGH BURNUP THERMAL RESPONSE AT HIGH BURNUP,ARE INVESTIGATED AND THE VERY FAST AXIAL GAS FLOW IS INDICATED BY ONCHI EFFECT . THE PERFORMANCE ANALYSIS FOR RIFLED CLADDING FUEL BY COMPUTER CODE SHOWS LOWER FUEL TEMPERATURE AND LESSER FISSION GAS RELEASE COMPARED WITH NORMAL FUEL AT BUMPING CONDITION.

報告書年度

1987

発行年月

1988/08/01

報告者

担当氏名所属

木下 幹康

狛江研究所原子力部燃料研究室

キーワード

和文英文
高燃焼度 POWER RAMP EXPERIMENT
ライフル燃料 HIGH BURNUP
出力急昇試験 RIFLED CLADDING
軽水炉 LIGHT WATER REACTOR
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry