電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T87055

タイトル(和文)

乾燥貯蔵時における燃料被覆管の健全性評価(その2)-温度・応力変動条件下でのクリープ変形挙動-

タイトル(英文)

CREEP DEFORMATION OF ZIRCALOY-4 FUEL CLADDING UNDER VARIABLE TEMPERATURE CONDITION

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

加圧水型原子炉で使用されている15x15型ジルカロイ-4応力除去管を対象とし,乾式貯蔵時の温度履歴から想定される,温度・応力変動条件下での燃料被覆管のクリープ変形挙動を検討した。得られた結果は以下のとうりである。(1)温度・応力変動後は同一条件下の定温クリープ曲線に従ったクリープ変形をしており,歪硬化則の成立することが示された。また変動条件下でのクリープ歪の実測値は,定温試験結果を基に作成したクリープ式による予測値と±20%以内で一致していた。(2)周方向,肉厚方向および軸方向クリープ歪の比較から,応力除去ジルカロイ-4管が等方的なクリープ変形をすることが示唆された。(3)試験後の内容積の測定結果および変形の等方性を仮定できることから試算したところ,同一温度条件下での変形中,真応力の変化はほとんど無く,本試験が定応力試験と位

概要 (英文)

IN THIS STUDY,CREEP DEFORMATION OF STRESS-RELIEVED ZIRCALOY-4 NUCLEAR FUEL CLADDING WAS INVESTIGATED UNDER VARIABLETEMPERATURE AND STRESS CONDITIONS USING INTERNALLY PRESSURIZED TUBE SPECIMEN. THE CREEP CURVES OF VARIABLE CONDITION WERE COMPARED WITH THOSEOF ISOTHERMAL TESTS WHICH WERE CONDUCTED PREVIOUSLY USING THE SAME METHOD. IT WAS SUGGESTED THAT THE STRAIN-HARDENING RULE WAS APPICABLE TO CREEP DEFORMATION OF ZIRCALOY-4 UNDER VARIABLE CONDITIONS. AND PREDICTEDCREEP STRAIN USING THE CREEP EQUATION,WHICH WAS PREVIOUSLYOTAINED,WAS COINCIDENT WITH THE MEASURED VALUE WITHIN THE ACCURACY OF + - 20%. IT WAS ALSO SUGGESTED THAT STRESS-RELIEVED ZIRCALOY-4 SHOWED ISOTROPIC CREEP DEFORMATION.

報告書年度

1987

発行年月

1988/06/01

報告者

担当氏名所属

黛 正己

狛江研究所原子力部燃料研究室

キーワード

和文英文
乾式貯蔵 DRY STORAGE
キャスク CASK
クリープ CREEP
ジルカロイ ZIRCALOY
歪硬化則 STRAIN HARDENING RULE
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