電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T87059

タイトル(和文)

中・低レベル再処理廃棄物内α放射能の非破壊測定法の開発に関する調査研究(その4)-高線量率γ線場における中性子検出性能とその改良方法の検討-

タイトル(英文)

EVALUATION OF NDA TECHNIQUES APPLYING TO THEMEASUREMENT OF ALPHA-ACTIVITIES IN MEDIUM OR LOW LEVEL RADIACTIVE REPROCESSING WASTES (PART4)-EXAMINATION OF PERFORMANCE OF NEUTRON DETECTOR-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本研究は,中・低レベル再処理廃棄物内のα放射能量を非破壊測定する装置の開発を目的にしている。本報告書では,その最適手法であるパッシブ中性子法に適用性が高い3種類の中性子検出器について,再処理廃棄物から放出されるγ線を想定して,高線量率γ線が混在する場合の中性子検出性能を調べ,適用限界を明らかにするとともにその改良方法を検討したものである。高線量率γ線が混在することによって中性子感度に生じる誤差を±30%の範囲内で許容すると,中性子検出に適用可能なγ線線量率の上限は,He-3カウンタについては約4R/h,BF3,カウンタについては約20R/hおよびB-10ラインドカウンタについては約800R/hであった。さらに高い線量率のγ線が混在する場合に中性子測定を行うには,信号処理の高速化,安定化,検出器管壁の軽薄化,表面障壁型検出器の利用などの改良が必要である。

概要 (英文)

IN ORDER TO EVALUATE NON-DESTRUCTIVE ASSAY TECHNIQUES FOR THE MEASUREMENT OF ALPHA-ACTIVITIES IN MEDIUM-AND LOW-LEVEL REPROCESSING WASTES,THE PERFORMANCES OF SEVERAL KINDS OF NEUTRON DETECTORS WERE EXAMINED IN HIGH GAMMA-RADIATION FIELDS,IN WHICH WE MEASURED THE ALLOWABLE LEVEL OF GAMMA-RAY EXPOSURE RATE AND PROPOSED IMPROVEMENTS FOR DETECTOERS IN RATHER HIGH GAMMA-RADIATION FIELDS. THE ALLOWABLELEVEL WAS ESTIMATED TO BE CA. 4R/H FOR A HE-3 COUNTER,CA. 20R/H FOR A BF3 COUNTER AND CA. 800R/H FOR A B-10 LINED COUNTER. WE PROPOSED EXPEDITING AND STABILIZING SIGNAL TREATMENT,REDUCING THE WEIGHT OF DETECTOR WALL MATERIAL AND UTILIZATION OF A SURFACE BARRIER SEMICONDUCTOR DETECTOR IN RATHER HIGH GAMMA-RADIATION FIELDS.

報告書年度

1987

発行年月

1988/09/01

報告者

担当氏名所属

服部 隆利

狛江研究所原子力部安全管理研究室

石井 敬一郎

狛江研究所原子力部安全管理研究室

福島 政法

狛江研究所原子力部安全管理研究室

キーワード

和文英文
パッシブ中性子法 PASSIVE NEUTRON METHOD
α放射性核種 ALPHA-RADIOACTIVE NUCLIDE
非破壊測定 NON-DESTRUCTIVE ASSAY
中性子検出器 NEUTRON DETECTOR
γ線 GAMMMA RADIATION
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